宮古病院で職員3人コロナ感染、診療一部制限も

 【宮古島】県立宮古病院(本永英治院長)は2日、10月31日から1日にかけて同病院に勤務する職員3人が新型コロナウイルスに感染し、入院したと発表した。院内感染には至っていないが、緊急を要する診療や手術以外は当面の間、実施時期の延期などで調整する。本永院長は「市民の皆さんに心配を掛け、診療の一部に制限を生じさせてしまい深くおわびする」とした。

 宮古病院によると、10月31日に職員2人の感染が確認された。31日~2日に職員と入退院患者200人の院内PCR検査を行い、1日に職員1人の感染が分かった。残り199人は全員陰性だった。

 本永院長は「院内感染予防を全職員で継続する」と話した。外来診療や救急患者の受け入れも継続する。

 県の発表によると宮古島市内では10月だけで50人の感染が確認された。7~9月の合計48人を1カ月で超えている。

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