復旧に24時間超、利用者不安 県立宮崎病院停電

病室などに明かりがともった県立宮崎病院。停電発生から救急搬送受け入れが可能となる全面復旧まで24時間以上を要した=3日午後5時45分、宮崎市

 停電で一部診療を休止していた宮崎市の県立宮崎病院(菊池郁夫院長)は3日午後2時、救急患者の受け入れを再開し、停電発生から24時間以上を要して病院機能が全面復旧した。2日夜に停電が解消し、3日に医療機器の正常な作動を確認。同病院は停電の原因を病院敷地内の地下にある電気ケーブル埋設管の不具合とみているが、特定には至っていない。救命救急センターが長時間にわたり機能を失う事態に利用者からは不安の声が、医療関係者からは危機管理体制を問う声が上がっている。

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