清水建設/米のエンジ会社を子会社化/北米でのエンジ事業強化

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清水建設は米ノースカロライナ州のエンジニアリング会社・ペリゴンインターナショナル(ペリゴン社)の全株式を5億円で取得した。北米事業統括法人の子会社としてエンジニアリング事業の強化につなげる。

ペリゴン社は1964年に設立されたエンジニアリング会社。製造プロセスエンジニアリングを得意とし、化学・自動車関連メーカーなどを顧客に持つ。売上高は年間5億円前後。清水建設米国事業会社と協業した実績がある。

清水建設は4月1日付で北米の事業組織を再編し、新設した持ち株会社「シミズUSAホールディングス」に金融子会社と北米事業統括法人(シミズ・アメリカ)を置き、北米事業統括法人が事業会社(複数)を傘下に抱える組織形態とした。北米事業統括法人は事業会社を通じ、建設事業やエンジニアリング事業、不動産開発事業を展開しており、ペリゴン社は傘下の事業会社の1社となる。

清水建設によると、北米では日系企業やグローバル企業による生産施設の建設需要が根強いという。清水建設はペリゴン社の買収により同社の有能なプロフェッショナルエンジニアを通じた効果的な営業を展開し、プロセスエンジニアリングの設計・調達・建設(EPC)案件を年間20億円程度受注していく考え。また、同社との人材交流によりエンジニアリング力の向上も図っていく。

清水建設は長期ビジョン「シミズビジョン2030」で連結売上利益に占める海外比率25%を目標に打ち出している。これまでアジアを中心に海外事業を展開してきたが、今後は北米での事業拡大を目指す。