九州高校野球 大崎4強 初のセンバツ出場有力

準々決勝で延岡学園(宮崎)に3-2で競り勝ち、試合後に喜ぶ大崎の選手たち=長崎市、県営ビッグNスタジアム

 第147回九州地区高校野球大会第3日は3日、長崎市の県営ビッグNスタジアムと諫早市第1野球場で準々決勝が行われ、長崎第1代表の大崎が延岡学園(宮崎)に3-2で競り勝ち、来春の選抜(甲子園)出場が有力となる4強に初めて名乗りを上げた。
 大崎は二回に暴投で先制されたが、六回に先頭の9番山口の中前打を足掛かりに1死二、三塁とすると、村上の左犠飛で同点。続く好機に調の中前適時打、坂本の左前適時打で2点を勝ち越した。投げてはエース坂本が3安打2失点で完投。失点した二、八回以外で二塁を踏ませたのは一度だけと安定感があり、バックも1回戦に続いて無失策でもり立てた。
 このほか、明豊(大分)は神村学園(鹿児島)に6-4で逆転勝ち。宮崎商は東明館(佐賀)を9-3、福岡大大濠は具志川商(沖縄)を3-0で退けた。
 4日は休養日。第4日は5日、ビッグNで準決勝を実施。大崎は第1試合(10時)で明豊と対戦する。

 


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