犬好き同士の出会い系アプリ! デートは愛犬と一緒に

 犬を飼っている人や、犬が好きな人を対象にした出会い系アプリ「WOWZER」。これを始めたのは、全米で最も犬にフレンドリーだといわれる都市シアトル在住の愛犬家2人だ。犬と一緒に生活したい人同士をマッチングするアプリとは?

犬と一緒の生活が基本。「私を愛するなら、私の犬も愛して」

 犬を飼っている人や、犬好きな人を対象としたデート・アプリ「WOWZER」。シアトル在住の愛犬家2人が開発した、「同じ興味を持つ人同士だと、すぐに親しくなれる」という点に着目し、住んでいる地域や本人のプロフィールだけでなく、その人の「愛犬」の写真と情報を加えることで、共通項を持つ人同志を気軽にマッチングできるデート・アプリだ。

提供:Wowzer

 「WOWZER」の共同創業者、ミチ・スズキさんとステファニー・ウォーレイさんは、もちろん犬を飼っており、スズキさんはテリアやシープドッグなど4匹、ウォーレイさんは3匹のコッカー・スパニエルと共に暮らしている。2人にとって犬は言うまでもなく家族の一員だ。このアプリは、犬を家族の一員と考える人たち、つまり同じ価値観を持つ人たちを対象にすることで出会いも、そして出会ったあとの関係もスムーズに進みやすいと考えて作られた。

犬が一緒だと初めてのデートでも話しやすい

 誰でも初デートは緊張するものだろうが、はじめて会うときに犬が一緒にいると、犬が会話のアイスブレーク(きっかけ)になってくれる利点があるという。そのため、通常の出会い系アプリよりも、ずっとハードルが低く、参加しやすいと感じる人も多いようだ。

 シアトルは、ドッグシッターをマッチングするサイト「Rover.com」の「2019年度 アメリカで最も犬にフレンドリーな都市」で1位に選ばれただけあって、犬を飼っている人が多い。同市に本社がある米アマゾンドットコム社も従業員は愛犬同伴で出勤できるなど、多くのオフィスがドッグ・フレンドリーだ。同アプリは「今は犬を飼っていないけれども、犬は大好き」という人も参加できるため、そういう利用者にも支持を得ているそうだ。

 かわいい白い犬(名前はウォレス)のイラストが目印のこのアプリ、現在はアメリカ国内のみの対応だが、日本へ上陸する日が来るかもしれない。

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