日本学術会議から再度あの6人推薦頂き、任命を

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 立憲民主党の枝野幸男代表は4日の衆院予算委員会で、日本学術会議の会員推薦に対し、任命拒否された6人の中には女性の加藤陽子東大教授や任命されても2人にしかならない立命館大学の松宮幸明教授が入っており、菅義偉総理が出身大学や女性の少なさなどをあげ、日本学術会議の会員に偏りがあり是正の必要があるとしていることと整合性が取れないことを指摘。任命しなかった基準を明確にしなければ「政権に都合の悪いことを言えば排除されるのかな、政府に忖度しなければいけないのかな、と受け取るのが普通の人じゃないか」と客観的な基準を示すよう求めた。

 また「学術会議の推薦を合理的理由もなく、はねのけるなんて、法律上、できるわけがない」とも指摘した。

 そのうえで枝野氏は2日の衆院予算委員会で川内博史議員が総理に質した際「理論的には川内委員が言われる通りだと思う」と菅総理が答弁した意味を質した。

 川内議員は「推薦されている人以外を任命することは絶対にできないので、推薦候補を総理が任命しなければ欠員状態がず~と続く。そして6人欠員のままにすれば、総理が違法状態をつくっていることになる。総理が日本学術会議の在り方に疑問を持ち、改革したいと思っていたというのであれば、まず、6人を任命し、その後に正式な会議体をつくり議論するように求めるべきだ」と求めていた。

 これに菅総理は「理論的には川内委員が言われる通りだと思う」と述べ、一連の任命手続きが終わっているので、仮に任命を行うには日本学術会議法に沿って、改めて任命のための手続きが必要になるとしたうえで、正式な手続きにより任命推薦手続きが行われた場合「全体の内容を見て判断することになると思う」と答えていた。

 菅総理は4日、「学術会議の推薦はあくまで今回の任命のために行われたものであり、任命権者として判断したものであります。一連の手続きを終わっており、仮に、新たに任命を行うことは学術会議法に沿って、改めて補充のための推薦手続きをとられる必要がある」と日本学術会議法に沿った手続きでの候補推薦手続きをすることを答えた。

 枝野氏は「日本学術会議からもう一度、あの6人を推薦いただき、任命することで、この問題を早く終わらせることを提案したい」と総理に早期に正常化を図るよう求めた。(編集担当:森高龍二)