秋のデカバス攻略も『レッグワーム』! ダウンショットはボトムだけじゃない…ってどういうこと!?【11月の推しゲー #ゲーリーつり部でシャキーン】

午前中だけで5尾で11キロを達成した日も。3インチ以下の小さなワームなのに、使い方次第ではビッグフィッシュルアーになり得る事実。これもゲーリーワームならでは、ですね♪

アングラーの技量を問わず、バスとの出会いを確約してくれる心強い味方、我らがゲーリーワーム。そのさまざまなラインナップを、もっともっと有効活用するために、ゲーリーファミリーのそうそうたる面々が基本からシークレットまでをルアマガプラス読者にも公開しちゃいます!! 今回は「レッグワーム」。バチバチのトーナメンターである小森嗣彦さんの主力としても有名ですが、秋に試したい新たな「レッグワーム」リグをデカバス祭り担当・富村善之さんに解説いただきます!

【Profile】
富村善之(とみむら・よしゆき)
トリックパフォーマー代表として活躍する一方、老若男女問わず楽しくバスを釣らせてくれる琵琶湖ガイドの顔も持つ、生粋のバスフィッシング・エンターテイナー。かつてはJBトーナメントに参戦しウデを磨いた大ベテランであり、ゲーリーワームの裏技発信において氏の右に出る者はいない。愛称は“トミちゃん”。

マッチ・ザ・オールベイト! なマルチワーム【レッグワーム】

レッグワームはハッキリ言って超万能!! どのフィールドのどんなベイトでもほぼほぼイミテーションできてしまうからです。

しかもアングラーのアクション次第で動きまでそっくりに再現できてしまいます。また、フックセッティングの仕方を変えることで、生き生きしたベイトにも死にかけたベイトにも化けてくれるんですね。

【スペック】
●全長:2.5/2.9in ●カラー:全45色/全12色 ●入り数:10本/12本
※2.5インチはECO仕様もラインナップ(全3色・10本入り)

その名のとおり足の形をしたシャッドテールワームですが、秘密はテールのくびれにアリ!

この細さが絶妙なボディバランスを生み、ひいてはアクションを与えることでベイトフィッシュにヒジョーに良く似た波動が生まれるよう設計されているのです。

つまり、誰が動かしてもオートマチックに良く釣れるワームだということ。今回はそんなレッグワームの旬かつ、まったく新しい使い方をご紹介しましょう。

レッグワームは小さくてもビッグフィッシュキラー! 富村さんのイチオシテクは?

レッグワームの「ボトムじゃない」ダウンショット活用法

ダウンショットはボトムで使うだけのリグではありません!

冬をじっと耐え忍ぶため、秋になるとバスは荒食いを始めます。一方、ターンオーバーによる水質の悪化で「バイトが遠い」なんていう日も…。釣果にムラがあるのが、この時期の特徴です。

そこで大事なのはやはり、バスが今何を食べているのか? そして適水温はどこ(どのレンジ)なのか? を考えること。

秋のバスはピンスポットに依存せず、ひたすらベイトフィッシュを追いかける傾向が強いと感じます。

そんな個体を釣るうえでカギを握るのがレンジ=深さ。理想的なのは全層で追いかけている時なんですが、常にそうとは限らず、サーフェス~ボトムのどこで反応してくるのか探る必要があります。

じゃあ何で? どうやって? スイミングなど、一般的にワームを浮かせて釣るのに適しているのはジグヘッド、場合によってはキャロライナリグを挙げる人が多いでしょう。

でも、僕が使うのはロングリーダーのダウンショット。これとレッグワームの組み合わせがドンピシャでハマるのです。ちなみに、リーダーを長くするのは(50~60cm)シンカーの存在感を消すためです。

レッグワームの「ロングリーダーダウンショットリグ」を試すべし。

フックはスーペリオLOフック#3(エンジン)。実際に使ってみるとすぐにわかると思いますが、このフックはトータルの完成度で神がかってます!! シンカーはスパイクシンカー(カンジインターナショナル)をセットしています。

トミちゃんイチオシの新たな激釣れメソッドこそ「投げてまくだけのクランキンフィネス」だ!!

使うシンカーは狙うレンジにあわせて、1.3、1.8、2.7、3.5、5.3、7.0、10.5gのなかからセレクト。ここまで細かくせずとも、浅い水深を巻きたければ軽く、深ければ重くするのが基本ですが、スピード調整のためにウエイトを軽くしたり重くしたりもします。

ダウンショットレッグワームはただ巻きスイミング!

誰が使ってもよく釣れる! それがレッグワーム!!

午前中だけで5尾で11キロを達成した日も。3インチ以下の小さなワームなのに、使い方次第ではビッグフィッシュルアーになり得る事実。これもゲーリーワームならでは、ですね♪

使い方は、投げて巻くだけ。基本はベイトフィッシュの群れを驚かさないようゆっくりを意識して、トレースレンジはシンカーのウエイトで調整します。

このときに大切なのは、必ず一定速度で巻き続けること。ただし、キャストに1回程度、巻いている途中でスピードを速めてみてください。バスが追ってきたことに気付き、ビックリして逃げる小魚のイメージ。

タイミング良くバスがチェイスしていたら、高確率で食ってくるはずです。もしそれで食ってきたら、途中でスピードアップを入れるキャストの頻度を増やしてみてください。

狙うレンジと巻くスピードは現場でいろいろ試してみます。基本、深さとシンカーの重さは比例させて使いますが、バスが速い動きに反応するときは浅いレンジでも重いシンカーをセットします。

レッグワームには2.5inと2.9inの2サイズがあり、どちらを選ぶかはベイトフィッシュのサイズに合わせるのが基本。とはいえ、波動の違いでバスの反応が変わることもあります。なのでどちらも試すのが吉!

秋は大爆釣のチャンスも多いので、皆さんぜひ試してみてくださいねー♪

秋に欠かせないレッグワームのカラーパターン3色!

上から#344 シナモンブルーシャッド #241 シナモン(ソリッド) #986ワカサギ

ベイトフィッシュを意識しているバスを狙っているため、カラーは小魚系のナチュラルなものが有効。特にワカサギレイクではこの3色が欠かせません!!

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