セキュアとモルフォ、既存の監視カメラ映像から混雑度をAI解析する「SECURE群衆カウントソリューション」を提供開始

Go-ToトラベルやGo-Toイート、Go-Toイベントなどが開始された事による人の移動の増加に伴い、施設側は混雑対策や3密対策をより充実させる必要がある。しかし、従来のカウントシステムは専用の人数計測器を設置する必要がある、あるいは専用の解析サーバを現地に設置する必要があり、そのため導入コストが課題となっていた。顔認証等生体認証による入退管理、監視カメラシステム等によるソリューションを提供する株式会社セキュアと画像処理技術およびAI技術の研究開発を行う株式会社モルフォは、防犯カメラの映像から混雑状況を判定する映像解析ソフトウェア「SECURE群衆カウントソリューション」を開発し、提供を開始した。同ソリューションでは、映像解析はクラウド側で実装、ネットワークカメラの映像をセキュアクラウドサーバへ映像を送信することでサービスを提供する。ネットワークカメラは様々なメーカーにも対応しているので、既存のIPカメラでも利用でき、SFTP・FTP形式で画像転送する機能を搭載しているカメラであればすぐに同ソリューションを利用できる。

また、撮影された映像から人数をカウントし、予め設定された閾値を超えるとアラートで通知することができる。カメラ映像には最大4ヶ所のエリアを設定することで、必要な場所を測定することも可能だ。なお、既に同ソリューションの実証実験を新宿住友ビル・三角広場にて行っている。同実証実験では、監視員の代わりに同ソリューションで常時会場の混雑状況を監視している。広い広場に検知エリアを複数個所設定し、密を検知すると係員に即時アラーム通知する。

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