広報紙“号外”でクマ警戒伝える 八尾幹部交番、出没相次ぎ作成 地元児童にも配布

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“号外”を手に、クマへの警戒を呼び掛ける浦山所長

 富山県富山市八尾地域でクマの出没情報が相次いでいることを受け、富山西署八尾幹部交番は地元の児童に注意を呼び掛ける交番広報紙の“号外”を作成した。5日、校区内で特に目撃の多い八尾小学校の児童へ配る。浦山広大所長(38)は「(冬眠前の)11月は例年クマの出没が多い。改めて警戒してほしい」と話す。

 同交番によると、本年度は10月末時点で、八尾地域でクマの目撃や痕跡の情報が43件あった。前年の約3倍で、富山西署管内の8割超を占める。

 特に八尾小学校区での出没が目立つ。7月に下笹原で散歩中の高齢女性が襲われて軽傷を負い、9月には福島で目撃された成獣が駆除された。

 同交番の広報紙は月1度、各公民館を通じて地元住民に配布している。今回は子どもたちにクマへの特別の警戒を呼び掛けるため、号外を発行することにした。児童が見やすいようカラーのイラストを付け、大きな文字で仕上げた。

 号外は八尾小の全校児童用に300枚用意し、5日の登校時に配る。後日、近隣の樫尾小にも配布を検討している。浦山所長は「子どもと一緒に、大人も危機感を強めてほしい」と訴える。