被災した家族に元気を、支えてくれた人たちに恩返しを―。5日に宮崎市であった県高校駅伝で、小林高の3年ぶり優勝に貢献した3年の高木晃瑠(ひかる)選手(18)はそう決意し、たすきをつないだ。出身地の熊本県人吉市を7月に襲った豪雨災害に実家が巻き込まれ、寮生活の厳しい環境で競技に打ち込む中、心のよりどころだった場所をなくした。気持ちが沈んだものの、多くの支えを糧に前を向き、迎えた大一番。思いを体現する力強い走りを繰り広げた。
豪雨被災の家族に元気を 人吉出身の選手、県高校駅伝力走
- Published
- 2020/11/06 06:05 (JST)