5日に日本サッカー協会(JFA)はパナマ戦、メキシコ戦に臨む代表メンバー24名を発表した。
その中には、先月のインターナショナルマッチウィークでもメンバーに入っていたMF堂安律の名前もあった。
ところがそれからしばらくして、彼が所属しているアルミニア・ビーレフェルトが公式サイトで「選手の代表合流を拒否する」という声明を発表した。
通常、FIFAの規定によって各クラブにはインターナショナルマッチウィークでは選手を代表へ合流させなければならないという義務がある。
しかしながら今年は新型コロナウイルスの影響で各国の状況が異なるため、クラブには選手の解放を拒否する権利がある。
そして今回ビーレフェルトはそれを行使し、堂安律(日本)、ジョアン・シムン・エドムンドソン(フェロー諸島)、アンデルソン・ルコキ(アンゴラ)、セビオ・スク(ベナン)、セルヒオ・コルドバ(ベネズエラ)を解放しないことに決めた。
もし外国へと渡航した場合、最低でもチーム復帰までに5日間の隔離が必要となるため、次の試合に影響を及ぼす恐れがあるからだそう。
なお、日本代表チームからはまだこの発表を受けての動きはない。今後どのような判断が下されるのか注目される。
堂安律が招集されていた先月のインターナショナルマッチウィーク、日本代表はカメルーン、コートジボワールとの親善試合を行った。
会場はオランダ・ユトレヒトのスタディオン・ハルヘンワールト。1年ほど代表での活動がなかったこともあり、カメルーン戦ではかなりチグハグした内容で0-0のスコアレスドロー。
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しかしコートジボワール戦ではよりパフォーマンスが上がり、試合終了間際に植田直通のヘディングが決まって1-0と勝利を収めている。