牧瀬里穂が「閻魔堂沙羅の推理奇譚」で中条あやみと初共演

牧瀬里穂が、中条あやみが主演するNHK総合のよるドラ「閻魔堂沙羅の推理奇譚」(土曜午後11:30)の、12月12・19日放送の第7・8回にゲスト出演する。初共演となる中条について、牧瀬は「イメージ通りのお人形さんのようなかわいらしい方でした。だからこそクールな沙羅がぴったりだなと思いました」と印象を明かしている。

同作は、若者に支持されているミステリー作家・木元哉多氏の「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズをドラマ化。閻魔堂の主・閻魔沙羅(中条)が生き返りを願う亡者に、誰に、なぜ、どのように殺害されたかを推理させるゲームを仕掛け、被害者に自分で自分の殺人事件の真相を解決させる、異色のオムニバスミステリーだ。第3・4回に黒島結菜、第5回にCreepy NutsのRー指定、第6回に村上淳がゲスト出演する。

今回、牧瀬が演じるのは刺殺されたデザイナー・新山律子。殺人犯の母を持ち、極貧の生活をおくっていたが、努力と才覚で大学を卒業。現在は店舗デザイナーとして成功している。数年前に離婚し、一人娘で中学生の美久との関係に悩んでいる。本人は覚えていないが、沙羅とは浅からぬ因縁があるという役どころだ。

出演にあたり、牧瀬は台本をいただいて、とても面白い設定であり、また考えさせられるストーリーだと思いました。そして役柄としてはこれまでに演じたことのない役柄で、セリフもきつい表現があったりと、果たして演じきれるのかと悩みましたが、やってみたいという気持ちの方が勝ちました(笑)」と心境を語り、「撮影時はまだ残暑厳しい時期でしたので体調を整えるのに苦労しましたが、ソーシャルディスタンスを保ち、スタッフの方々に助けていただきながら撮影をしたのもいい経験となりました」と撮影を振り返る。

そして、「一生懸命やっていてもうまくいかない、自分の想像通りの人生を歩めないというのは、みんなそれぞれあるかと思います。私自身もそうです」と物語に共感し、「そこに焦点を当ててずっと生きていくのか、それとも周りの優しさや自分の勇気を大切にして生きていくのかで、大きな違いがあると思います。皆さまの心に少しでも何か引っかかったり、感じてくださったらうれしく思います」とメッセージを寄せている。

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