文化芸術活動、代替事業を対象に助成 秦野市

秦野市役所

 秦野市は、新型コロナウイルスの影響で文化芸術活動を中止または延期した個人、団体が市内で代替事業を実施する場合、5万円を上限に費用を助成する。

 対象はプロ、アマチュアを問わず、市内在住・在勤か市内に活動拠点がある個人、団体。会場使用料や感染対策費を支払う。

 新型コロナの影響で2月20日~9月末までに開催予定だった事業が中止や延期を余儀なくされ、市内で5月25日~来年3月末までの代替事業実施が条件。国や県、市町村の補助金が交付されている事業は対象外。

 すでに受け付けを始めており、来年2月15日までの申請を予定している。予算の上限(300万円)に達した時点で終了する。

 市は今夏、コロナ禍で発表の場を失った文化芸術関係者を支援するため、市文化会館(同市平沢)の小ホールを無観客を条件に期間限定で無料開放した。今回の助成は、こうした施策の第2弾に位置付ける。

 市文化振興課は「発表の場を確保するとともに、コロナ禍の中でも市民が芸術や文化に触れる機会を提供したい」としている。詳細は同課、電話0463(86)6309。

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