政治家の“公用車問題”を考える、大ブレイク中のEXITの交通手段は「タクシーか、変装して電車!」

ABEMAが、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。

■政治家の“公用車問題”を考える、大ブレイク中のEXITの交通手段は「タクシーか、変装して電車!」

兼近大樹「政治家は人々の嫉妬感情を無視している。100円を切り詰めて生活している人と感覚がずれている」

2020年10月29日(木)夜9時からの放送では、兵庫県知事が公用車を「レクサス」から最高級車「センチュリー」に変えたことは「税金の無駄遣い」などと批判を浴びたニュースを取り上げ、政治家の“公用車問題”を議論した。過去に公用車をめぐり、批判を受けた舛添要一前東京都知事がゲスト出演し、冒頭で「何でも聞いてください」と、にこやかな表情で挨拶。番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITの兼近大樹が「気まずいんすよね~」とリアクションすると、スタジオに笑いが起きた。

議論の中で、移動手段を問われたEXITのりんたろー。は「タクシーですね」と即答。お笑い芸人は人気が出て移動が大変になってくるとタクシー移動が認められると説明。加えて兼近が「電車内で写真を撮ったり、声をかけられたりすると、人々の迷惑になってしまう。タクシーの方が迷惑をかけずに済む。電車のときは、変装して乗っている」と明かした。

また、政治家の公用車利用に対し、度々世間から批判の声が挙がることに関して、兼近は「政治家は人々の嫉妬感情を全部無視しているなと感じている。100円、200円を切り詰めて生活している人がたくさんいる中で、お金を持っている人の感覚で話すから一般の人とズレが生じていくのでは?嫉妬感情がめちゃくちゃ世の中に溢れていることを忘れちゃってる。センチュリーも含め、すべて嫉妬の対象だと思う。そういう部分を無視しちゃっていることがまずい」と持論を展開した。

本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。

■家族は“血のつながり”だけがすべて?“特別養子縁組”をEXITと学ぶ

兼近「実親に望まれない子どもがいる中、“養子”は養親から望まれている。“心のつながり”が深いのでは」

番組の後半では、現在公開中の映画『朝が来る』のテーマである「特別養子縁組」に注目。17歳だったある日、養子であることを知り、苦悩した経験を持つ当事者であり、特別養子縁組家族支援団体「Origin」代表のみそぎさんがリモート出演し、家族にとって大切なのは“血のつながり”か“心のつながり”かをテーマに、多様化する家族の形について議論した。

養子に生みの親の存在を伝える「真実告知」をすべきか否か、当事者の声がVTRで流れると、番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「健やかに、幸せに、子どもが生活していくことが大事だなと思いつつも、そうはいかない現状もあるのだなと感じた。養子縁組ということを伝えるのか否か、伝え方も含めてナイーブで難しいことだと思う」とコメント。また、兼近大樹は「たとえ“血のつながり”があったとしても、実親から望まれていない場合もあるが、“養子”だと確実に養親から望まれている。そういう意味では絶対に味方はいるし、“血のつながり”よりも、意外と“心のつながり”の方が深くなるんだろうなと思う」と自身の考えを述べた。

また、血のつながりがない第三者の子どもを育てる上での課題について話題が及び、「養子の育て方について勉強する育ての親も多いのか?」という質問に対し、講演活動も行うみそぎさんは「勉強会に足を運んでくれる方もいるが、中には、『養子縁組をした』ということを認めたくない養親もいる。一番大事なのは、外に相談できる人がいること。『養子縁組の子育て』を家庭の中に孤立させず、色んなところに助けを求められる環境が大事だと思う」と語った。これを受けて、りんたろー。は「僕は、家庭というものは愛が溢れていることが当たり前だと思っていて、そうじゃない場合はレアケースだと思ってここまで育ってきてしまった。僕みたいに何も知らなった人に対して、みそぎさんをはじめ、同じ境遇の人たちがこのように発信してくれることがすごく嬉しい」と感謝の気持ちを伝えた。

本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時:毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

(C)テレビ朝日

(C)AbemaTV,Inc.

© 株式会社ジェイプレス社