海でおぼれて心肺停止… 5歳男児救った命のリレー 神奈川・三浦

感謝状を受け取ったピョートルさん(右)と藤井さん(中央)。左は塚越署長=三崎消防署

 連携プレーで幼い命を救ったとして、横須賀市三浦消防署は6日、東京都港区の会社員クルシュコフ・ピョートルさん(28)と同文京区の大学4年生藤井こころさん(22)に感謝状を贈った。

 ピョートルさんは8月16日午後2時半ごろ、三浦市三崎町小網代の荒井浜で、親族と海水浴に来ていた横須賀市内の男児(5)がおぼれ、心肺停止の状態で浮いていたのを発見。急いで抱きかかえ、県ライフセービング協会の監視テント本部に運んだ。

 待機していたライフセーバーの藤井さんが男児に約5分間、胸骨圧迫を施すと意識が戻り、駆け付けた同消防署の救急隊に引き渡した。塚越克己署長は「迅速かつ適切な対応で大切な命が救われた」と2人の献身的な行為をたたえた。

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