男児骨折させた教諭の処分検討 熊本市教委「体罰に当たる」 

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教諭が児童を骨折させたことを発表し、陳謝する熊本市教委幹部ら=6日、市役所

 熊本市の市立小学校で運動会の練習中、40代の男性教諭が3年生の男子児童に大けがをさせた事案で、同市教育委員会は6日、教諭が男児の左脚を蹴って骨折させていたことを明らかにした。市教委は「体罰に当たる」とみて、懲戒処分を検討する。

 市教委によると、男性教諭は10月17日、体育館で学年別の練習中に手が当たりもめている3年生の男児2人を発見。そのうち1人の左脚を蹴り、さらに指導しようと屋外へ連れ出したが、男児が痛がったため自ら119番通報した。男児は左脚大腿[だいたい]骨骨折で手術を受け、現在も入院中。

 男児は当時の状況を「何も言われず後ろから(骨折部分を)蹴られた」と証言。教諭は「声を掛けて膝下を蹴った」と説明し、食い違いがあるという。

 市教委は教諭を自宅謹慎とし、今月25日の市体罰等審議会に諮って処分を検討する。聞き取りに対し、教諭は「(男児に)蹴られる痛みを分からせようと思った」と説明。大けがをさせたことには「大変申し訳ない」と反省しているという。見送りになっていた同小の運動会は学年ごとに実施する予定。(澤本麻里子)