オリ山崎勝己が引退会見、涙と感謝の一問一答「幼馴染の中島とプレーできた」

引退会見に臨んだオリックス・山崎勝己【写真:球団提供】

プロでの後悔は「オリックスを優勝させれなかった」

オリックスの山崎勝己捕手が6日、京セラドームで引退会見を行った。プロ20年を過ごしたベテランはダイエー、ソフトバンク、オリックス、そしてファンに向け感謝の言葉を口にした。また、幼稚園からの幼馴染で共にプレーもした中島裕之内野手(巨人)との思い出に涙する場面もあった。引退会見での一問一答は以下の通り。

――山崎勝から挨拶
「今シーズンをもって現役を引退することになりました。プロ野球生活のスタートに立たせて頂いたダイエーホークス、日本一の経験をさせて頂いたソフトバンクホークス、この年まで選手として在籍して頂き、たくさんの思い出、経験をさせてもらったオリックス、たくさんのファンの方々ありがとうございました」

――今の気持ち、引退を決めた理由は?
「すっきりした。本当に練習、試合と一生懸命やっていたがその準備をもうしなくていい。その気持ちが一番強い。何も貢献できない、戦力になってない。もういいんじゃないかと」

――ダイエーに入団し、ソフトバンクでは日本一も経験
「今思えば、1軍で本当に素晴らしいところ。2軍は辛いところ。良い経験ができた。たくさんのいい仲間とたくさんの声援。勝って当然、勝たないといけないチームで大変だったが、これがプロ野球だなという環境でやらせてもらえた」

――オリックスでの7年間の思い出は?
「まず最初に思うのは勝てなかった。それが申し訳ない。皆いい仲間、本当に皆で勝ちたいと思った7年間でした」

今後は「オリックス球団の方から力を貸してほしいと言われた」

――プロ生活での後悔はあるか?
「やっぱりオリックスを優勝させれなかった。勝つのは難しいが勝てば勝つほどいい生活もできる。野球選手の価値も上がる。僕の力が及ばずすいませんでした」

――プロでの思い出を問われ
「たくさんあるんですが、一つ言うならオリックスで幼馴染の中島とプレーできたことですね…(涙を流し一時中断)ちょっと待ってください」

――中島に引退を伝えた時は?
「残念がってましたけど、おつかれさんと言ってもらえました。ずっと一緒にやってきたので1年でも長くやってくれとこちらから言いました」

――他の方からは
「お世話になった先輩方に伝えました。長い間、お疲れ様と。ホッとした」

――今後は?
「オリックス球団の方から力を貸してほしいと言われたので、残された仕事を頑張っていきたい」

――ファンへのメッセージ
「全くいい数字を残せず歯がゆい思いをしたと思うのですが、僕に頂いた声援は忘れられません。これからも宜しくお願いします」(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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