2歳詩梨ちゃん裁判 弁護側の医師「死因は"窒息死"…亡くなる直前まで自分で食事していた」衰弱死を否定

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池田莉菜被告(インスタグラムより)

2019年6月札幌で2歳の池田詩梨(ことり)ちゃんが衰弱死した事件で、食事を与えず放置して死亡させた罪に問われている母親の裁判。11月6日午後の裁判で弁護側の医師が出廷し、詩梨ちゃんの死因は「衰弱死ではなく窒息死」だと証言しました。札幌市中央区の池田莉菜被告(22)は2019年5月中旬から、交際相手の藤原一弥被告(26)と共謀して、娘で2歳の詩梨ちゃんに十分な食事を与えず衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われています。

生前の池田詩梨(ことり)ちゃん

11月6日午後の裁判では弁護側の証人として脳神経外科医が出廷し、「詩梨ちゃんの死因は衰弱死ではなく窒息死」だと証言しました。医師は詩梨ちゃんの太ももの脂肪が約14ミリ残っていたことに注目し、低栄養状態であったことは認めつつも、体内に栄養は残っていて衰弱はしていなかったとしました。また詩梨ちゃんの胃の中には米粒などが残っていて、衰弱して意識がない子どもが食べることは不可能とし、さらに無理やり食べさせたとしても、これだけの量が残ることはないとして、亡くなる直前まで詩梨ちゃんが自分で食事をしていたと主張しました。

送検される藤原一弥被告(2019年6月)

藤原被告の「詩梨ちゃんが首を押さえ苦しそうな様子をしていた」という供述や、詩梨ちゃんの口の中に吐しゃ物が残っていたことなどから、詩梨ちゃんの死因は窒息死だとしました。6日は午前中に鑑定した別の医師が証言台に立ち、死因は「低栄養による衰弱死」だと述べ、亡くなる数日前には意識障害が生じていたとみているとしています。11月9日には、弁護側の別の医師が証人として出廷する予定です。