大崎が「徹底」重ね頂点へ 九州高校野球初優勝

【決勝、福岡大大濠―大崎】1回裏大崎2死一、二塁、松本が中前へ同点適時打を放つ=県営ビッグNスタジアム

 第147回九州地区高校野球大会最終日は6日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで決勝が行われ、長崎第1代表の大崎が福岡大大濠に5-1で快勝して、初優勝を飾った。県勢の九州王者は2017年秋の創成館以来、3年ぶり。
 大崎は初回、相手3番のソロ本塁打で先制されたが、直後に2死一、二塁から、松本の中前適時打で同点に追いついた。四回に山口の右前適時打で勝ち越すと、五回に調と松本の長短打を足掛かりに押し出し四球とスクイズで2点、七回にも調と松本の長短打で1点を加えて突き放した。投げては1年生左腕の勝本が1失点完投。二回以降は散発2安打に抑えた。
 例年11月に九州を含む全国各地区の優勝校が出場する明治神宮大会は、今年はコロナ禍の影響で中止。大崎の来春の選抜大会出場(九州4枠)は確実で、出場校の選考委員会は来年1月29日に開かれる。

 


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