横浜市、整備法に基づく「IR協議会」設置 17日初回会合

横浜市が、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の立地場所として想定する山下ふ頭=同市中区

 横浜市が進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致を巡り、市は6日、神奈川県や県公安委員会などとともに「横浜イノベーションIR協議会」を設置すると発表した。IR整備法に基づき協議の場を設けるもので、市は17日に開く第1回会合の傍聴希望者を受け付けている。

 同法第12条は、「実施方針」策定やIR事業者選定などに当たり、指定都市の市長が知事や公安委などと協議するよう求めている。

 同協議会は議長を務める林文子市長のほか、黒岩祐治知事、公安委、町内会連合会、横浜商工会議所、市立大学の各代表ら6人で構成。市IR推進課は「法定手続きの一環。今後、節目ごとに開催する」としており、公募後は選定されたIR事業者も加わる予定。

 初回は17日午前10時半からパシフィコ横浜会議センター(同市西区)で開催。原則公開だが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため傍聴者数は20人に限定した。応募多数となった場合は抽選を行う。

 傍聴希望者は「横浜イノベーションIR協議会傍聴希望」とした上で氏名、住所、電話・ファクス番号を明記し、ファクス=045(550)3869=または市のホームページから申し込む。11日午後5時必着。問い合わせは同課電話045(671)4135=平日午前8時半~午後5時15分。

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