加藤シゲアキがビリー・ジョエルの名曲をモチーフにした「六畳間のピアノマン」に出演

NEWSの加藤シゲアキが、NHK総合で2021年2月6日にスタートする連続ドラマ「六畳間のピアノマン」(土曜午後9:00)の第1回に出演する。

同作は、ビリー・ジョエルの楽曲「ピアノ・マン」をモチーフにした、安藤祐介氏の「六畳間のピアノマン(改題:逃げ出せなかった君へ)」が原作。名もなき人々が集まるピアノバーを舞台に、「今夜はメロディーがほしい気分。ピアノ・マン、君が僕たちを元気づけてくれ」という、客たちの唱和を思わせる歌詞が印象的な「ピアノ・マン」を動画投稿サイトで歌う、“六畳間のピアノマン”と名乗る青年・夏野誠(古舘佑太郎)を中心に、彼が残した歌声により、人生が交錯していく4人の物語を、加藤、段田安則、原田泰造、南沙良が演じていく。

全4回の本作で、第1回に登場する加藤が演じるのは、夏野の元同僚・村沢憲治。パワハラを受けた誠が交通事故で亡くなってから8年、村沢は人との関わりを避けるように生きてきた。そして、派遣先の職場で再びパワハラを目にし、動けなかったかつての自分との葛藤に苦しむという役どころだ。加藤は「台本を読んで、人の弱さと強さを同時に感じました。本作を見てくれた方が、ほんの少しでも前に進む力を受け取ってもらえるよう、村沢という男を演じたいと思います」と意気込みを語る。

第2回では、段田演じる誠の父・夏野泰造の物語が展開。妻亡き後、男手一つで育てた誠を交通事故で失ってから8年。孤独に定年退職を迎えた泰造の前に、息子にパワハラをしていた元上司・上河内秀人(原田)が現れる。動揺する泰造は、思いがけない若者たちとの出会いによって、“六畳間のピアノマン”の動画を知ることになる。段田は「人の結びつきが、それぞれを思いがけず支える物語です。亡き息子に励まされ、前に進もうとする父を丁寧に演じたいと思います。久しぶりの大阪での撮影を楽しみにしております」とコメント。

また、第3回では、原田演じる誠の元上司・上河内が主人公。パワハラが問題になり会社を追われた上河内が、頼るところのないなかで出会ったのは、こども食堂を切り盛りする芳江(麻生祐未)と2人の幼い兄弟。誠が残した“六畳間のピアノマン”は、なんと上河内の行く末をも照らし始める。原田は「最初に台本を読ませていただいた時に、思いも寄らない展開とつながりに自然と引き込まれてしまいました。また、僕にとっては(同局の)連続テレビ小説『ごちそうさん』以来の大阪での撮影となり、大変楽しみにしております」と撮影を心待ちにしている。

さらに、最終回は、南演じる地下アイドルの顔を持つ、女子高生・有村美咲のストーリー。本当に自分の好きな音楽を追求したいと1人で作詞・作曲をしながら、アイドルの活動や将来のことなど、悩んだ時には“六畳間のピアノマン”の動画を見て励まされていたが、ある日美咲のコメントに、思いがけずリプライがつく。南は「前の3回から続く流れが途切れないように頑張ります。どこかで誰かとつながることで生まれる奇跡の素晴らしさを感じていただけるよう、撮影に臨んでいきます」と意欲を見せている。

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