都会暮らしキャンパー必見! ミニバンベースのキャンピングカー3選

キャンピングカーのベース車両には、トヨタ ハイエースや日産NV350キャラバンなどの商用車が用いられることが多い。一方で、ハイエースでは大きすぎる、安全性能や乗り心地にこだわりたい、そんなユーザーに選ばれているのがミニバンベースのキャンピングカーだ。普段は多人数・大きな荷物を載せられるミニバンとして使用でき、休みの日には家族で車中泊ができるということで人気を集めている。今回はそんなファミリーに最適なミニバンベースのキャンピングカーを3モデル紹介していこう。

VOXY DAYS/ホワイトハウス

[1]セレナP-SV/日産ピーズフィールドクラフト

普段は快適で安全性能の高いミニバンであり、休みの日には家族4人で車中泊ができるキャンピングカーが欲しい! そんなよくばりなユーザーに向けて日産ピーズフィールドクラフトが造り上げたのが、人気の7・8人乗りのミニバン日産 新型セレナにポップアップルーフを搭載した「セレナ P-SV」だ。

「フルクローズ」「ハーフクローズ」「フルオープン」の3パターンのモードが選べて、レインカバーもついた快適なポップアップルーフを標準装備。

そして大人2人がゆったり眠れるフルフラットなアンダーベッドやエンジンを切っていても電源が使えるサブバッテリーなど快適なキャンプ・車中泊を可能とする多彩なキャンパーオプションも用意されている。

また、サードシートを折りたたみ、セカンドシートを前方に寄せればMTBなどを載せたトランスポーターとして使用可能。

[2]MR/バンテック新潟

2つ目は、創業30周年を迎えるキャンピングカービルダーの老舗「バンテック新潟」のノウハウが詰まった、トヨタ ヴォクシー・エスクァイア・ノアがベースのキャンピングカーだ。

フルフラット,ダイニング
フルフラット,ダイニング

ハイエースなどに比べてコンパクトな室内ではあるが、大人2人がゆったりと就寝できるフルフラットのベッドマットを備えている。

ベッドマットはテーブルと組み合わせれば、対面4人で食事ができるダイニングモードにもアレンジ可能。セカンドシート利用時にはラゲッジスペースにベッドマットを収めることもできる。

シャワー付きシンク,電子レンジ&扉付き収納
シャワー付きシンク,電子レンジ&扉付き収納

また車両後方には、シャワー付きシンクがビルドインされた左側キャビネット、電子レンジがビルドインされた右側キャビネットが備わっており、それぞれ扉付きの収納スペースや小物入れが用意されている。

100Vのコンセントに加え12VやUSB給電も可能,床下に電装設備がまとめられている
100Vのコンセントに加え12VやUSB給電も可能,床下に電装設備がまとめられている

さらにエンジンストップ時でも余裕をもって家電が利用できる105Ahのサブバッテリー×2000Wのインバーター、AC100Vコンセント、冬場の車中泊には欠かせないFFヒーターなど本格的なキャンピングカーと同様の電装設備が標準装備となっている。

ブラックバージョン,ホワイトバージョン
ブラックバージョン,ホワイトバージョン

MRの内装は、シックで落ち着きあるブラックキャビネットを搭載した「ブラックバージョン」と、清潔感があり室内を明るく演出する白ベースの「ホワイトバージョン」の2種類から選ぶことができる。

後方に回転するフロントシート,コンパクトな冷蔵庫
後方に回転するフロントシート,コンパクトな冷蔵庫

回転するフロントシートやテーブルキット、さらに余裕をもって電源を使用できる190Ahサブバッテリー、15L冷蔵庫などのオプションも用意されている。

[3]VOXY DAYS/ホワイトハウス

2ndバタフライシート&フラットベッド(セパレートタイプ)・室内ギャレー装着

VOXY DAYSは、MR同様にトヨタの人気3列シートミニバン「ヴォクシー・エスクァイア・ノア」がベース。普段は5~7人が乗れるミニバンとして使用できながら、快適な車中泊を可能としている。

フロント回転シート

ルーフは最大2名が就寝可能な標準ルーフと最大4名の就寝を可能とするポップアップルーフから選ぶことができる。

さらにフラットベッドにアレンジ可能なセカンド・サードシート、フロント回転シート、コンパクトなギャレー(シンク&フォーセット)、サブバッテリーを搭載し電源が使えるなど、車中泊・アウトドアでの利便性を高めた装備を標準装備としたグレードも用意されている。

フル装備のJOYグレードは、2列シートの5人乗りとなるが、コンパクトなステンレスシンクや電子レンジ、給排水タンク(各10L)が装備されており、気軽にアウトドアを楽しむことができる。

ポップアップルーフに装着できるソーラーシステムや、3面網戸防水テント、ボディサイドに取り付けられて簡易的な屋根となる電動サイドオーニングなど、様々なオプションも用意されており、本格的なキャンピングカーに仕上げることも可能となっている。

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