九州・沖縄の住み心地ランキング 長崎県からは20位に時津町

九州・沖縄 街の住みここちランキング2020

 賃貸住宅建設大手の大東建託(東京)は、九州・沖縄の「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2020」を発表した。1位は福岡市中央区で、上位30自治体には長崎県から西彼時津町が20位に入った。
 調査は19年と20年の3~4月、20歳以上を対象に実施。居住する自治体(政令指定都市は行政区)の満足度についてインターネットで尋ね、計約3万3千人(うち本県計約2650人)の回答を集計した。順位は50人以上が回答した自治体が対象。調査は昨年開始し、全都道府県版の発表は今回が初めて。
 西彼時津町は、「国道沿いに商業施設が充実し便利」、「子どもが多く子育てしやすい」などの声があり、総合で20位、要素別の「生活利便性」で8位に入った。西彼長与町は総合では上位30位内に入らなかったが、要素別の「静かさ・治安」では7位につけた。
 大東建託の担当者によると、生活利便性と住環境が両立する地域の評価が高い。九州・沖縄では、大型商業施設があり、車での移動や生活がしやすい郊外の住宅地や新興住宅地のある自治体が上位に入った。
 一方、長崎県内での住み心地ランキングは、(1)西彼時津町(2)大村市(3)西彼長与町(4)長崎市(5)北松佐々町-の順だった。


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