ひとり暮らしの女子部屋をおしゃれに。部屋作りのポイントとインテリア実例

ひとり暮らしをはじめたら、自分だけの理想の女子部屋を作りましょう。今回は、毎日の生活が楽しみになるような女性向けインテリアコーディネートのテクニックを紹介します。最後にはおしゃれな部屋の実例を特集しています。ぜひ自分好みのテイストを見つけてみてください。

空間をおしゃれに魅せるテクニック

ひとり暮らしの女子部屋。おしゃれなインテリアコーディネートに仕上げるには、どんな工夫をすればいいのでしょうか。ここでは、空間をおしゃれに魅せるテクニックや、可愛らしく見える理由を解説します。

家具のサイズ感に気を配る

これからひとり暮らしのための引っ越しを控えている方は、すでにどんな家具を揃えるべきか考えはじめているはず。ひとり暮らしの家具選びで一番に気を使うべきなのは、家具のサイズ感です。

ひとり暮らしには小さい家具がぴったり

ひとり暮らしをするとき、ほとんどの方はやや狭めの部屋を選ぶことになります。とくにワンルームで暮らす場合には、一室にたくさんの家具や家電を置かなくてはいけません。広さに限りがあるとインテリアコーディネートは難しいのでは、と感じますが、工夫しだいでおしゃれな空間が楽しめます。

まず意識しておきたいのは、小さめの家具を選ぶこと。インテリアを買い揃えるときは、ひとり暮らし向けの家具を探しましょう。大人数で住む場合には必須となる大型の収納も、ひとり暮らしであれば小さめのチェストや収納ボックスで十分。一つひとつのサイズ感に配慮できないと、部屋全体が狭くなってしまいます。

小さめの家具は、使いやすいだけでなく可愛らしいデザインが多いのも魅力。小ぶりな家具でひとり暮らしならではの空間づくりを楽しみましょう。

背の低めな家具は部屋を広く見せる

ワンルームや狭めな空間に背の低い家具をそろえて置くと、ゆとりのある広々とした部屋に見えます。たとえば、低めのソファやクッションに座るスタイルにすると、限られた空間を広々と使えるようになります。空間にゆとりがあると、快適にすごすことができます。

部屋全体のテーマカラーを決める

おしゃれな部屋づくりの基本的なテクニックのひとつは、部屋全体の色合いをひとつのテーマカラーで統一することです。インテリアコーディネート初心者の方も、自分好みのインテリアスタイルがまだわからない方も、色合いを揃えるだけで簡単におしゃれな部屋に仕上げられます。

どんな色を基調として部屋づくりをするべきか迷ったら、以下のポイントをもとにテーマカラーを絞り込んでみましょう。ここでは、ひとり暮らしの女性におすすめしたい定番のテーマカラーや、インテリアの色合いを統一するときのポイントをお伝えします。

白でまとめると清潔感が出る

ホワイトインテリアでは、部屋の中で大きな面積をしめる部分に白を使うのがポイント

女性に人気の高いテーマカラーといえば、清潔感のある印象の白があげられます。白を基調としたインテリアは「ホワイトインテリア」とも呼ばれ、若い女性を中心として高い人気があります。また、一般的な賃貸住宅では壁紙や設備に白を採用することが多いため、幅広い物件で取り入れやすいのも魅力です。

ホワイトインテリアでは、部屋の大部分に白をチョイスするのがポイントです。とくに、ベッド・カーテン・ラグ・壁紙・床などの面積が大きい部分には白を選ぶようにしましょう。

白にはいくつかの種類があり、それぞれ色味に微妙な違いがあります。清潔感を大切にするならピュアホワイト、あたたかみのある印象に仕上げるならアイボリー、クールにまとめるならオフホワイトと、好みに似合う白を選びましょう。

白という色には空間を広く見せる効果があります。ワンルームや狭めの部屋でひとり暮らしをする場合、白をテーマカラーにすればより開放感のある明るい部屋に仕上げられます。部屋の圧迫感が気になるときも、白をテーマカラーにするのがおすすめです。

ゲストも喜ぶピンクのポイントづかい

フェミニンなテーマカラーとして定番のピンクは根強い人気があります。柔らかい印象のピンクには、興奮した気持ちを落ち着かせる効果があり、人を優しい気持ちにさせるといわれます。部屋を可愛らしい印象に仕上げたいときや、毎日を穏やかな気持ちで過ごしたいときには、ぜひピンクを取り入れてみてください。

部屋にピンクを取り入れるなら、さり気なくポイントづかいするとゲストにも好印象です。たとえば、白を基調とした部屋にピンクの雑貨やクッションを置くコーディネートなら、全体が甘い雰囲気になりすぎません。もともと壁紙や床が白の賃貸住宅でも、ピンクを使ったコーデを楽しめます。

防犯の面からも、カーテンはシンプルな単色がおすすめ

防犯の観点から、カーテンは無地でメンズライクなカラーがおすすめ

女性のひとり暮らしで注意しておきたいのが、防犯の問題です。ひとり暮らしの女性を狙った犯罪は、決して少なくありません。被害を防ぐためにも、女性のひとり暮らしを外から悟られないよう、カーテンの選び方に配慮しましょう。その際は、グレーやブラックなど落ち着きのあるカラーで、かつシンプルな単色を選ぶと安心です。

とはいえ、フェミニンな部屋を作るなら、できるだけ可愛らしいカーテンを選びたいもの。そんなときは、カーテンを2層にするのがおすすめです。たとえば、屋外から見える外側のカーテンにメンズライクなカラーを使用し、室内からしか見えない部分にはお好みのカーテンをチョイス。防犯対策をしながらおしゃれな印象を楽しめます。

テイストにばらつきが出ないようにする

インテリアコーディネートによりこだわりたい方は、好みのインテリアスタイルを見つけて、テイストに合う部屋づくりに挑戦しましょう。まず最初に自分に合うひとつのスタイルを選んだうえで、部屋にあるアイテムのテイストにばらつきが出ないように揃えるのがポイントです。一つひとつのインテリアが、はじめに決めたスタイルの方向性と合うように意識しましょう。

ひとり暮らしの部屋をおしゃれにするコーディネートの基本を知りたい方はこちら

女子のひとり部屋をおしゃれに彩るインテリアコーディネートの基本

【ジャンル別】真似したくなる素敵な部屋の実例とおすすめアイテム

ここからは、ひとり暮らしの女子部屋のお手本にしたい、部屋づくりの実例を紹介していきます。インテリアスタイルの方向性に迷っているときや、おしゃれ上級者を目指したいときは、たくさんの画像を見てコーディネートのコツを掴みましょう。

ナチュラルテイストで癒しの空間を演出

女性を中心として高い人気を誇るナチュラルスタイル。天然素材である木材を使った家具を取り入れたり、アースカラーを採用したりすることで、シンプルながら居心地のいい雰囲気が生まれます。多くの方が自然体でリラックスして過ごせるテイストが魅力です。

また、近年ではリモートワークを導入する企業が多く、自宅で仕事をする方が増えています。ナチュラルスタイルの部屋は、快適に作業をするための空間としても優秀です。数あるインテリアスタイルのなかでもとくに人気が高い癒しの空間で、充実した毎日を過ごしましょう。

白やベージュなどの淡いカラーでまとめる

ナチュラルスタイルの部屋づくりでは、「アースカラー」と呼ばれる色を使います。アースカラーとは、自然のなかにある色のこと。地面を思わせるブラウン、植物を思わせるカーキなどは、アースカラーの代表例としてあげられます。これらの色は、見た人の気分を落ち着かせ、自然な素材と馴染みやすいのが特徴です。ホワイトやベージュなどの淡いカラーを効果的に使うと、ガーリーなナチュラルスタイルを作れます。色使いを意識してナチュラルスタイルを作りましょう。

天然素材のアイテムやグリーンなどを飾る

mlh0hlmさんのインスタグラムより

ナチュラルスタイルの部屋には、天然素材のアイテムが欠かせません。とくに、ベッド・テーブル・椅子などの大きめの家具は、あたたかみのある木材で揃えるのが基本です。また、カーテン・テーブルクロス・クッションなどのファブリックには、コットンやリネンをはじめとした天然繊維を選びましょう。これらの天然素材の風合いが、ナチュラルスタイル特有のリラックスしたムードを生み出します。

また、観葉植物はナチュラルスタイルとの相性がいいインテリアのひとつです。生き生きとしたグリーンが視界に入るだけで、より一層に心安らぐ空間を作れます。観葉植物のなかには、鉢ごと床や家具の上に置くタイプのほかに、天井から吊り下げるタイプのものもあります。植物のユニークな形状をインテリアに生かせると理想です。室内の日当たりの状態に合わせて、お手入れしやすい植物を選ぶと手間もそれほどかかりません。

落ち着いた印象のアンティーク調

長い時間を経たことで、独特のシックな雰囲気を醸し出すアンティークやヴィンテージの家具。古めかしいアイテムには、真新しいものにはない魅力が詰まっています。ここでは、アンティークやヴィンテージの家具を生かした、ガーリーなインテリアスタイルを紹介します。

お気に入りのアンティーク家具を揃えていく

アンティークやヴィンテージの家具は、すでに生産されていないため、基本的に一点物となります。家具との出会いは一期一会。店舗やオンラインショップで好みの家具がすぐに見つかるとは限りません。

アンティーク調の部屋づくりをするなら、家具を探して一つひとつ集める必要があります。必要な家具をすべて揃えるのは少し大変ですが、苦労した分だけ完成度の高いコーディネートに仕上がるはずです。

フリルやレースでクラシカルに

おしゃれ女子の間で人気のある「シャビースタイル」。アンティーク調とガーリーなテイストをかけ合わせたシックな雰囲気は、大人の女性からも支持されています。古めかしくも上品さを感じさせるのが特徴で、フリルやレースとも相性抜群。クラシカルでガーリーなアイテムを使って、部屋をデコレーションしましょう。

ベッドには天蓋が相性抜群

shioyachika39さんのインスタグラムより

いつかは自分の部屋に置いてみたい、天蓋つきのロマンティックなベッド。アンティークやヴィンテージのテイストと相性抜群のアイテムであるため、引っ越しや模様替えのタイミングで取り入れてはいかがでしょうか。憧れの天蓋つきベッドを主役にして、思いっきり甘めのインテリアコーディネートを実現しましょう。

大人可愛いフェミニンスタイル

大人女子のひとり暮らしにぴったりのフェミニンスタイル。柔らかいパステルカラーを基調とした、ほっとする空間を作れます。大人っぽさをプラスするには、全体を無地のシンプルな家具でまとめるのがポイントです。

パステルカラーでまとめる

dream_swnさんのインスタグラムより

フェミニンスタイルを作る基本は、全体をパステルカラーでまとめることです。このとき、部屋の大部分はホワイトを使い、アクセントとして柔らかい色を取り入れると、統一感が出やすくなります。

ピンクでまとめる際は異素材でメリハリを

フェミニンスタイルと相性のいいパステルピンクですが、一色使いでは部屋全体がボンヤリとした印象になってしまうことも。同じピンクを使ってコーディネートするなら、異素材のアイテムを組み合わせて、メリハリをつけるよう意識してみましょう。カーテン、ラグは異素材を取り入れやすいアイテムです。

インテリアにピンクを取り入れるポイントを詳しく知りたい方は以下をご覧ください

ピンクインテリアを取り入れて“大人かわいい”部屋を作ろう

飽きの来ないシックなモノトーン

クールなモノトーンは、長く暮らし続けても飽きの来ない、定番のインテリアスタイルのひとつ。年齢や性別を問わずに人気がありますが、大人女子のひとり暮らしなら女性らしい要素をプラスするのもおすすめです。ブラック・グレー・ホワイトを基調とした空間に、あえてフェミニンなアイテムを合わせて仕上げましょう。

花やぬいぐるみを飾り女性らしさをプラス

hiiroooonさんのインスタグラムより

モノトーンスタイルはスタイリッシュな雰囲気が魅力ですが、人によっては殺風景に感じられることも。ほっと安らげる空間に仕上げるなら、お気に入りのフェミニンなアイテムを取り入れましょう。プリザーブドフラワーやぬいぐるみなど、女性らしい要素をプラスすると、柔らかい雰囲気になります。

© 株式会社プロポライフグループ