<レスリング>【2020年全日本大学選手権・特集】優勝選手の声

(2020年11月7~8日、大阪・東和薬品RACTABドーム)


▲57kg級優勝・竹下雄登(日体大)

 ■57kg級優勝・竹下雄登(日体大)「コロナの影響で試合間隔が空いてしまい、緊張した面がありましたが、しっかり勝てました。1、2回戦くらいは動きが硬かったと思いますが、そのあとは自分のレスリングができました。この動きを続けられるよう、今後の練習を頑張りたい。(準々決勝で世界ジュニア王者の阿部敏弥に勝利)優勝するつもりだったので、だれに勝っても関係ないのですが、やはりうれしかったです。大学生の大会で優勝できましたが、上には強い選手がいっぱいいる。全日本選手権で優勝してオリンピックを目指したい」


 ■61kg級優勝・小川航大(日体大)「(大学対抗得点の)ポイントを稼ぐことができ、よかったです。前の試合で自分の後輩が優勝したので、自分も頑張らないとならないと思いました。コロナのため練習が大変でしたが、筋力トレーニングなど自分がやるべきことをしっかりやってきたことが、この成績につながったと思います。内容的にはまだまだだったので、その反省を生かし、次の大会も優勝できるように頑張りたいと思います」


 ■65kg級優勝・山口海輝(日体大)「うれしいというより、ホッとしています。(新階級への挑戦だけど)チャレンジャーとして臨むつもりはなかった。勝つつもりで出ました。相手が少し大きいと感じる面があり、もっと力をつけなければならないけど、パワーさえつければもっと楽に勝てると思う。65kg級でも勝つイメージはできている。まだ力がついていくと思う。この階級に合わせて実力をつけていきたい」


▲70kg級優勝・谷山拓磨(拓大)

 ■70kg級優勝・谷山拓磨(拓大)「もしかしたら、この大会が引退試合になるかもしれないので、優勝しかないと思った。(コロナで)試合をできずに終わることになったかもしれない。試合ができてよかったし、地元で優勝、という気持ちも果たせてよかった。もし全日本選手権に出ることになれば、けがをせず、追い込んだ練習をやって、今までやってきたことを出したい」


 ■74kg級優勝・志賀晃次郎(拓大)「(決勝の相手は)1年生なので負けたくなかった。3連覇を達成したい、という気持ちもあった。(階級を)下げた選手よりは、(階級を上げた自分の方が)体重で余裕があると思った。70kg級だったら、ばてていたかもしれませんね。まだ完全ではないですが、74kg級の体になりつつあると思います。2年前もこの会場で谷山と優勝した。その時は谷山が先に優勝してくれ、頑張れた。今回も谷山が先に勝ってくれた。2人で地元優勝を飾りたかった(ので、よかった)」


 ■86kg級優勝・石黒隼士(日大)「うれしいというより、負けなくてよかった、というホッとした気持ちです。勝ちにこだわりすぎないことが課題でした。先制さえすれば勝てると思っていたので、そこがうまくいきました。フィジカル面が衰えているところがあるので、そこを強化しつつ、技術力を上げてきたい。(卒業までの)あと1年間、しっかり頑張っていきたい」


▲97kg級優勝・大津拓馬(左=山梨学院大)

 ■97kg級優勝・大津拓馬(山梨学院大)「(決勝の相手の吉田ケイワン選手は)1年前のインカレで負けている相手です。ケイワン選手は、そのあと国体で優勝して飛躍しています。自分が波に乗らせてしまったことがひっかかっていましたので、リベンジできて、よかったです。(0-5となった時は)もう無理かな、という気持ちが出てきましたが、最後まであきらめない気持ちを出せました。125kg級で優勝したアルメンタイ選手と毎日練習していることが優勝につながったと思います」

※125kg級優勝のアルメンタイ選手(山梨学院大)は、通訳がいなかったため、省略させていただきます。

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