又吉、走り幅跳びで大会新V 100メートルでも3位 陸上・関東パラ選手権

 陸上競技の第25回関東パラ選手権が7、8日の両日、東京都で行われ、男子走り幅跳び(義足・機能障害T64)の又吉康十(名護高―帝京平成大出―ゼンリンDC)が6メートル23の大会新で頂点に立った。又吉はT64男子100メートルにも出場し12秒50で3位に入った。男子100メートル(脳性まひT37)では、石垣喜人(日本福祉大2年)が14秒24で2位入賞した。

 東京パラリンピックの代表入りを狙い、空中動作の改良に取り組む又吉康十は、大会記録での優勝にも「修正部分が多すぎて良いところが全くない」と反省しきり。踏み切り、着地とも納得いく跳躍ができず、全6本中成功は2本。新型コロナウイルスの影響で、試合数が少なかったこともあり「うまく調整できなかった」という。

 自己記録は6メートル33だが、東京パラ代表内定のためには6メートル59以上が求められる。「代表内定も見据え、来年の大会までには完璧な状態に仕上げたい」。来年2月にはドバイ、4月には香川県での大会が控える。4月のジャパンパラで「最低でも6メートル60」を目標に、フォームの修正を誓う。

【男子】
▽T64の部走り幅跳び決勝 (1)又吉康十(ゼンリンDC)6メートル23=大会新
▽T64の部100メートル決勝 (3)又吉12秒50
▽T37の部100メートル決勝 (2)石垣喜人(日本福祉大)14秒24

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