在宅時間が増え住宅火災も増加… 新しい日常でも「火の用心」 秋の火災予防運動

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回はコロナ禍の「新しい日常」を実践してく中で初めての火災予防運動についてや、都が実施する環境事業に積極的に関与してもらうための個人向け投資機会「東京グリーンボンド」を紹介しました。

◆「もう一度 確認 安心 火の用心」 秋の火災予防運動

11月9日(月)~15日(日)までの1週間、「秋の火災予防運動」が行われます。

「秋の火災予防運動」は、防火防災に関する意識や防災行動力を高めることで、火災の被害を最小限にとどめ、尊い命と貴重な財産を守ることを目的としています。

今回の火災予防運動は、コロナ禍の「新しい日常」を実践してく中で初めての火災予防運動となります。
新型コロナウイルス感染症が感染拡大した今年の上半期に発生した火災は、飲食店における火災の減少などにより、前年同時期と比べて、332件、減少しました。

その一方で、共同住宅も含めた住宅火災の件数は、前年同時期と比較すると増えており、ガスこんろなどの火災は、最近5年間で最多となっています。

これは、自宅で調理する機会が増えるなど、都民生活の変化によるものと推測できます。
調理中は、こんろから離れないことを心がけてください。
ガスこんろのほか、住宅火災の主な出火原因としては、たばこやストーブなどが挙げられます。
寝たばこは絶対にやめましょう。

ストーブの近くには、燃えやすいものは置かない。
また、つけたまま外出、就寝はしないようにしましょう。この他、火災を防ぐポイントや、手指消毒用アルコールの取り扱いの注意点などをウェブサイトでまとめていますので、実践してみてください。

また、住宅火災の対策として、早期に火災を感知してお知らせする、住宅用火災警報器が、大変、有効です。

住宅用火災警報器などの設置のあり・なしで比較すると、設置ありの方が、死者の発生件数や焼損床面積などの被害が少なくなっています。

住宅用火災警報器の既存住宅の設置義務化から、今年で10年が経ちました。本体交換の目安である10年を超え、いざというときに音が鳴らない住宅用火災警報器が増加していくことが予想されます。

火災から尊い命を守るために、定期的な点検と、設置から10年を目安に、本体の交換をしてみてください。

「新しい日常」においても、防火意識を高め、火災から尊い命を守っていきましょう。

関連リンク
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/camp/2020/202010/camp1.html

◆第4回 東京グリーンボンド(外貨) 仮条件発表

東京都は、個人向け都債「東京グリーンボンド」の仮条件を発表しました。

(小池知事会見/6日)
「先日、多くの投資家のみ皆さんにご賛同いただいた機関投資家向けの東京グリーンボンドを発行したところですが、今回は個人向けです。個人向けの東京グリーンボンドの発行です」

個人向け「東京グリーンボンド」は、都が実施する環境事業に積極的に関与してもらうための投資機会を提供するものとして発行しているものです。

今回、4回目となる「東京グリーンボンド(外貨)」の発行条件は、年限が5年のオーストラリアドルで、発行額は日本円で100億円相当にあたる1億3,900万オーストラリアドルです。

利率は、税引前の仮条件で年0.10%~0.70%。最終的な利率は、11月19日(木)に確定し、公表する予定です。

売出期間は11月20日(金)~12月7日(月)までですが、口座開設などに時間がかかる場合があるため、事前に取り扱い金融機関にお問い合わせください。

12月8日(火)が受渡日になります。利払日は年2回、6月と12月の各7日、償還日は2025年12月5日(金)です。

1人または1団体あたりの購入限度額は、1000オーストラリアドル単位で、50万オーストラリアドルです。

対象は、都内および埼玉、千葉、神奈川の各県に在住・在勤・在学の人、または、主な事務所や事業所を有する法人、団体です。

詳しくは、財務局のウェブサイトをご覧ください。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/10/12/02.html

<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:久保井朝美、平川彩佳
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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