社民党県連 議案賛成へ 立民合流か残留容認

 社民党県連は9日、立憲民主党との合流問題を巡り、長崎市内で拡大常任幹事会を開いた。14日の臨時党大会で、合流を希望する議員や地方組織の離党を認めるかどうかを諮る議案について、賛成することを決めた。県連が合流するか党に残るかは、大会の結果を受けて改めて議論する。
 社民党は解党による全体合流を目指したが、地方などからの反発で断念。合流、残留いずれも認めるとする議案を提案している。
 幹事会には役員と県内九つの支部代表計14人が出席。「合流の賛否を問う議案にすべき。地方や党員に丸投げで無責任」などの意見も出たが、否決された場合に「まったく先が見えなくなる」として賛成を決めた。県議の坂本浩幹事長は「最低限の判断」と説明。合流、残留いずれも円滑に進むよう執行部が責任を持って取り組むことを臨時大会で強く求めるという。
 県連所属の地方議員は県議2、市議8、町議1の計11人。臨時大会には4人が代議員として出席する。

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