ラグビーの第100回全国高校大会県大会第4日は8日、長崎市総合運動公園かきどまり運動広場で準決勝2試合が行われ、長崎北陽台は長崎北を下し決勝に進んだ。
総合力で上回る長崎北陽台が、長崎北から12トライを奪取。ほとんど相手陣で試合を進め、ノートライに抑えた。主将のフランカー大町尚は「初めはミスが多かったけれど、後半は修正して自分たちのやりたいことができた」と手応えを口にした。
試合開始早々にバックス展開から先制トライ。その後はハンドリングエラーが続いたが、全員が体を張って接点で優位に立ち、しっかりと攻守のリズムを取り戻していった。28-0で入った後半は、スタメンに代えて1年生を含むリザーブメンバーも多数出場。品川監督が「代わったメンバーもよく健闘した」と収穫を挙げたように、最後まで主導権を譲らなかった。
大きくリードしても、気持ちを切らさなかったこの日。大町尚は「決勝はどうしても硬くなる。きょうみたいにやるべきことをやって、最後まで継続することを徹底したい」と3連覇へ向けて気を引き締めていた。