ラグビーの第100回全国高校大会県大会第4日は8日、長崎市総合運動公園かきどまり運動広場で準決勝2試合が行われ、長崎南山はを海星を下し決勝に進んだ。
長崎南山は海星との点の取り合いを制した。久保田監督は「一発でトライを取りにいこうとしすぎていた。もっとフェーズを重ねないと…」と反省点を口にしたが、持ち味の攻撃力を生かして9年連続決勝進出を果たした。
前半1分に先制トライを許したが、その後は主将のSO筒口を起点にトライを量産した。プロップ高比良、フランカー南里、ナンバー8吉田らFW陣が前に出ると、バックス陣は相手の隙を逃さずにビッグゲインを連発。ディフェンス面にやや課題は残ったが、それを補えるだけの得点力の高さを示した。
次の相手の長崎北陽台とは1月の県新人大会準決勝で対戦。その時は0-29で敗れており、今回は雪辱戦となる。筒口は「ミスをなくして、取り切ることができるバックス展開を自信を持ってやりたい」、久保田監督も「皆さんに“あっ”と思ってもらえるような試合をしたい」と意気込んでいた。