掃除機の収納方法|使いやすくスマートに収納するアイデアを紹介

掃除機は、日常生活に欠かせない家電のひとつ。おしゃれなインテリアを邪魔することなく、より便利に使用するためには、どのように収納をすべきでしょうか。こちらでは、掃除機のタイプ別におすすめの収納方法を紹介します。使いやすくスマートに収納して、見た目も家事動線も改善しましょう。

掃除機を収納するときに意識すべきポイントは?

普段の掃除で使用する掃除機は意外とその収納方法に迷うアイテムでもあります。収納場所によっては、家事の最中に使いにくいと感じることも。まずは、掃除機を収納するときに意識すべきポイントを解説します。

掃除する動線を意識した収納場所を決める

理想的な収納場所は、最初に掃除する部屋の近くに掃除機を収納すること。たとえば、普段リビングから掃除機をかけ始めるなら、リビングに近い収納場所を定位置にしましょう。掃除を始めるときにサッと出し入れができ、スムーズな家事動線になります。日常的に掃除機を使うのであれば、もっとも使用頻度の高い場所に収納しましょう。

部屋の中の空きスペースを活用しよう

miku_ricoさんのインスタグラムより

掃除機は、必ずしも物置きや押入れに収納する必要はありません。収納方法に工夫すれば、部屋の中の空きスペースにも置いておけます。自宅に掃除機を保管する場所がなくても問題ありません。むしろ、空きスペースに掃除機を置くと、必要なときにすぐに手に取れるメリットもあります。

「掃除道具」はなるべくまとめて収納しよう

yorik0224さんのインスタグラムより

掃除機をかける最中は、ホコリを取るために「はたき」や「モップ」を使ったり、汚れを落とすために「雑巾」や「洗剤」を使ったりします。このように、掃除で使うアイテムはまとめて収納しておくと便利です。掃除をするとき必要な物を一度に取り出すために、なるべく同じ場所に収納しておきましょう。掃除用具の定位置が決まり、必要なとき出し入れがしやすくなると、家事動線の改善につながります。

掃除機の主なタイプとは?

掃除機にはいくつかの種類があり、それぞれ形状や機能などが異なります。これから掃除機を購入する方は、自宅で使いやすいタイプを選んでください。すでにお使いの掃除機がある方は、それぞれの特徴をおさえたうえで収納方法を見直しましょう。

スティック型掃除機

スティック型の掃除機は、本体とヘッドが一体になったタイプです。持ち運びがしやすい形状や軽さが特徴であり、一般的に「コードレス掃除機」といえばこちらのタイプを指します。持ち運びが簡単で小回りがききやすいため、階段や狭い場所などの掃除にも向いています。収納方法は基本的に縦置きであり、場所を取らないのがメリットです。住まいが賃貸の場合やひとり暮らしの方からも人気があります。

キャニスター型掃除機

キャニスター型の掃除機は、本体とヘッドがホースでつながれているタイプの掃除機です。吸引力が高いのが特徴です。コード付きであるため、広い部屋の掃除でもバッテリーが切れてパワーが落ちる心配がありません。本体は車輪付きで床を移動でき、かつヘッドが軽いため、ラクに操作できます。ただし、ある程度の重さがあるため持ち運びには適していません。

ハンディ型掃除機

ハンディ型の掃除機は、本体に直接吸い込み口があるタイプのコンパクトな掃除機です。本体にはハンドルが付いており、手持ちの状態で操作します。ソファやベッドなどの家具のすき間、車の中などちょっとした掃除の際に手軽で使えるのが魅力です。スティック型やキャニスター型とは別で、自宅にあると便利な1台といえます。最近では、スティック型とハンディ型を兼ね備えたタイプの掃除機も人気です。

ロボット式掃除機

ロボット式の掃除機は、近年人気が高まっている自走式の掃除機です。本体にはゴミをかき集めるブラシが付いていて、床を通過しながら掃除していきます。また、障害物を判別できるセンサーが搭載されているため、物にぶつかる心配はありません。

掃除中に電力が不足すると自動で充電する機能や、部屋全体の位置関係を把握して掃除する機能が搭載された機種もあります。スティック型やキャニスター型の補助として活用が可能です。

【タイプ別】掃除機の収納アイデア集

emiyutoさんのインスタグラムより

「スティック型」「キャニスター型」「ハンディ型」「ロボット式」それぞれの特徴について解説しましたが、形状によって適切な収納方法が異なるため、こちらではそれぞれの収納アイデアを紹介します。家事の動線や使い勝手を意識したうえで、自宅の収納環境やスペースに適した収納方法を見つけましょう。

スティック型は使用頻度を意識した収納に

スティック型掃除機は、日常的にちょっとした掃除に使いやすいのが特徴です。そのため、使用頻度が高い場合はできるだけスムーズに出し入れできる収納方法を選びましょう。リビングやキッチンなど、よく使う場所の近くに置くのもおすすめです。

壁やクローゼットにフックを取り付け「立てる収納」

nao_hitorigurashiさんのインスタグラムより

部屋の壁や、クローゼットなどの収納家具にフックを取り付けて、掃除機を立てて収納するアイデアを紹介します。掃除機を立てたときの高さにフックを設置したら、掃除機のパーツを引っ掛けるようにして立て掛けましょう。

スティック型は高さがあるため、安定した壁面を利用して立て掛けると、すっきりと片付けられます。部屋の壁に設置するなら、フックのデザインや素材にこだわり、インテリアコーディネートに合わせて選ぶのもおすすめです。

フックやつっぱり棒で掃除機を吊る収納

自宅につっぱり棒を設置できるすき間があれば、フックをかけて吊る収納方法もあります。簡単に設置できる一方で、つっぱり棒の強度が十分であることを事前に確認する必要があります。つっぱり棒を購入時に耐荷重量を確認して、掃除機の重量に対応できるものを選びましょう。

こちらの方法では、フックを取り付ける方法と同様に、掃除機を立ててすっきりと片付けられます。クローゼットの内部につっぱり棒を設置して、取り出しやすくしてもいいでしょう。

掃除機スタンドに立てる収納

vodka0523さんのインスタグラムより

掃除機を専用のスタンドに立てて収納すれば、おしゃれなインテリアに馴染む収納ができます。リビングルームやキッチンをはじめとして、あえて生活空間の中に掃除機を収納するテクニックです。掃除機をかけ始める場所や、使う頻度が高い場所に設置すれば、家事動線も改善します。購入時にスタンドが付属している商品もありますが、スタンドが付属でない場合は市販のものを購入しましょう。

冷蔵庫、洗濯機などの「すき間」を活かした収納

kyudo0823さんのインスタグラムより

冷蔵庫や洗濯機など大型家電の近くにすき間があれば、あえてスティック型掃除機の収納スペースとして活用するのもひとつの手。こういったすき間はほかに活用する方法がほとんどないため、掃除機の設置に使えば中途半端なスペースがなくなり一石二鳥です。

掃除機収納庫はスペースに余裕がある場合におすすめ

市販の掃除機収納庫を購入するのも選択肢のひとつ。インテリアコーディネートに合わせて掃除機収納庫を選べば、掃除機を設置したときの見た目を気にせずに済みます。その際は、ほかの掃除用具もまとめて収納すると便利です。掃除機収納庫はホームセンターや通販で購入できます。自宅のスペースに余裕がある場合は好みのデザインの収納庫を設置してみてはいかがでしょうか。

キャニスター型は「隠す」収納にしよう

pink.mapleさんのインスタグラムより

キャニスター型は、掃除機のタイプのなかでもとくにサイズが大きいのが特徴です。デザインにもよりますが、基本的にはインテリアのなかで浮きやすいため注意しましょう。見せる収納には不向きであるため、「隠す」収納を意識することをおすすめします。

クローゼットや押入れに収納

yuu0520さんのインスタグラムより

収納が充実した住宅なら、シンプルにクローゼットや押入れに収納する方法がおすすめです。掃除機を生活空間の中には置かずに、見えない場所に隠しておきます。キャニスター型は重量のあるタイプの掃除機であるため、本体とヘッドをまとめてスペースの一番下に収納しましょう。その際は、取り出しやすいように収納する物は最低限に抑えるとともに、掃除機の収納スペースにはほかの物を入れないよう注意が必要です。

ワゴンラックやボックスに丸ごと収納

自宅のクローゼットや押入れのスペースに余裕がないなら、掃除機専用の収納スペースを作りましょう。たとえば、掃除機をワゴンラックやボックスに丸ごと収納すれば、見た目を気にせず生活空間の中に自然と置いておけます。とくに、キャスター付きのラックなら、掃除機を使う場所までスムーズに移動できるため便利です。ワゴンラックやボックスのデザインにこだわれば、インテリアにも馴染む仕上がりになります。「隠す」収納を上手に活用ください。

掃除機を分解してケースやボックスに収納

ワンルームをはじめとしたコンパクトな賃貸住宅にお住まいの方は、収納スペースが限られていることも。そんなときは、掃除機を分解してケースやボックスに収納してはいかがでしょうか。

ただし、分解して収納する方法は、掃除のたびに組み立てる手間がかかります。組み立てにそれほど時間がかかるわけではありませんが、気軽に掃除機をかけにくいかもしれません。収納スペースに限りがあり、かつおしゃれなインテリアの雰囲気を大切にしたいときにはおすすめの方法です。

ハンディ型はすぐに取り出しやすい場所に収納

ハンディ型掃除機は、ちょっとした掃除で手軽に使うために、すぐに取り出しやすい場所へ収納しましょう。いつでも手が届くところに置いて、気づいたときにサッと掃除できると理想です。見えない場所に収納するよりも、使いやすさを重視してみてください。

テレビ台や寝室など普段からよく使う場所に置こう

ハンディ型はリビングルームのテレビ台や、寝室のベッド近くなど、普段からよく使う場所に置きましょう。クローゼットや押入れなどの収納スペースに入れておくこともできますが、いざ必要となったときに取り出す手間がかかってしまいます。

できるだけすぐに手が届く場所に収納するのがおすすめ。おしゃれなケースやバスケットに入れたり、本体の上からお好みの布をかけて目隠しをすれば、インテリアにもよく馴染みます。

ロボット式は最適な「基地」を決めて収納

reigram_houseさんのインスタグラムより

ロボット式掃除機を使うときは、充電するための「基地」を設置します。基地は掃除機が自動で戻る場所となるため、適切な位置を見極めることが大切です。見た目がインテリアの雰囲気に合わないときは、視界から外して設置するといった工夫をしましょう。

家具やベッド下などのデッドスペースを活用しよう

shoko.soさんのインスタグラムより

自宅のインテリアの雰囲気によっては、掃除機本体や基地の見た目が気になることもあるでしょう。そんなときは、ソファやベッドなど家具の下にあるデッドスペースを、基地の設置に活用ください。ロボット式掃除機はスリムな形状をしているため、大抵のすき間には問題なく入り込めます。コンセントさえあれば、住空間のデッドスペースにも設置可能です。

ロボット式は障害物や鏡が近くにない場所に設置がおすすめ

sachippieさんのインスタグラムより

基地の配置場所は、障害物が近くにない場所が安心です。また、鏡は掃除機の赤外線センサーが正常に作動するのを妨げるおそれがあります。とくにロボット式は段差の移動を苦手としています。自動で掃除をしている最中にエラーが発生したり、掃除機が移動できなくなったりしないよう、安全な場所を選ぶ。自宅に障害物があるときは、障害物に強いロボット式掃除機を選ぶ方法もあります。必要に応じて検討しましょう。

LogRenove(ログリノベ)

© 株式会社プロポライフグループ