水揚げされる魚種が日本一を誇る長崎県の地魚をPRしようと、長崎市内の3ホテルが10日から食のキャンペーン「ながさき海のオーケストラ」を始めた。豊富な魚種を丼ものにして味わう「海オケ丼」を日替わりで提供し、本県の新定番メニュー化を目指す。
本県で水揚げされる魚は350種以上。多種多様な地魚を多くの人に味わってもらい地域振興につなげようと、経済団体などでつくる長崎都市経営戦略推進会議が企画した。
特別メニューを提供するのは▽ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル▽ホテルニュー長崎▽稲佐山観光ホテル。
旬の地魚が数種類入った刺し身の盛り合わせに、白ご飯やミニ丼、薬味などを添えて提供。刺し身はそのまま食べてもいいし、ご飯にのせてオリジナルの海鮮丼やお茶漬けにしても楽しめる。各ホテルとも事前予約制でランチ3500円から、ディナーは5千円から。
同会議は今後、キャンペーン参加店を増やしていく方針。企画担当者は「多くの人に定番や珍しい魚に出合い、自分だけの海オケ丼を作りだし、長崎の新たな魅力に触れてほしい」とPRしている。