コロナで減った客足戻る 富山・岩瀬の民泊

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 富山市岩瀬表町の民泊施設「しろくまイン」で、新型コロナウイルスの影響で減った客足が戻り始めている。訪日外国人は激減したままだが、代わって国内在住の外国人が訪れ、10月31日には今年初めて全4室が満室となった。カナダ出身の店主ケイレン・キースさん(66)と妻のキース・麻里子さん(50)は、布団の掃除や枕交換など入念なコロナ対策を実施して、笑顔で宿泊客を迎えている。

 しろくまは昨年5月、空き家を改装し、岩瀬初の民泊施設として開業し、ケイレンさんが作るオムレツやベーコンエッグ、グラノーラなどの朝食は人気になっていた。

 12月からいったん冬季休業に入り、4月の再開を予定していたが、コロナの影響で予約のキャンセルが相次いだ。このため、7月まで営業を休止し、床の張り替えなどに取り組んだ。

 営業再開後は、SNS(会員制交流サイト)などを通じて客が足を運ぶようになった。富山空港の国際定期便の運休が続き、宿泊客の約4割を占めていた訪日外国人が戻る見通しは立っていないが、「もともと外国人のためだけの民泊施設じゃない。いろいろな人に岩瀬の風情を伝えられればいい」と考えている。

 岩瀬の海や歴史ある街並みが気に入っているというケイレンさん。コロナの収束後、観光ブームが来ることに期待を寄せており「新鮮なロケーションを楽しみに、岩瀬に足を運んでほしい」と語った。