「ダム建設反対」熊本豪雨の被災者団体 人吉市に意見書提出

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人吉市の松岡隼人市長(左)に意見書を提出する「7・4球磨川流域豪雨被災者・賛同者の会」の鳥飼香代子共同代表(左から2人目)=10日、同市

 7月の熊本豪雨の被災者らでつくる「7・4球磨川流域豪雨被災者・賛同者の会」は10日、球磨川の治水に対する会員らの考えなどを集めた意見書を人吉市に提出した。

 意見書は、「災害での生活困窮者へ早急に支援してほしい」「清流を残すために川辺川ダムの建設は反対」などとしている。会員の被災者309人(11月2日現在)のうち、10月末までに約60人が寄せた被災状況や川辺川ダムの是非についての考えをまとめた。

 この日、鳥飼香代子共同代表(72)ら4人が市役所を訪れ、松岡隼人市長に意見書を手渡した。松岡市長は「(球磨川の治水は)簡単に解決するものではない。治水、観光、経済など多様な観点で、上流から下流まで総合的に考える必要がある」と答えた。

 同会は今後、会員を含む被災者に聞き取り調査を予定。定期的に意見書にまとめ、月1回をめどに国や県などにも提出するという。(小山智史)