東京・調布の道路陥没 住民説明会が紛糾

東京・調布市の住宅街で道路が長さ5メートルにわたって陥没した問題について、先日、地元住民に対して説明会が開かれました。しかし、担当者の対応に住民から怒りと不安の声が上がっています。道路陥没の原因究明はどうなるのでしょうか。

10月18日に調布市の住宅街で道路が陥没した問題は、11月に入ってからさらに陥没した場所から20メートルほどの地下に新たな空洞が見つかりました。現場の地下では東日本高速道路が外環道のトンネル工事を行っていて、空洞が発見された原因や工事との関係について調べています。

不安を抱えながら生活する地元住民に対し、11月6日に住民説明会が開かれました。しかし会場では工事担当者の曖昧な回答に対して住民たちから不満の声が相次ぎました。出席した住民によると説明会では「調査する」という言葉が繰り返され、結局、説明会は紛糾したまま打ち切られたということです。

「もしかしたら自宅の下に空洞があるかもしれない」という不安が募る中、周辺住民らは会議を開いて、原因究明と対策を求めていく方針です。

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