オラオラ顔に変身した新型エルグランド! 迫力フェイスはアルファードにも負けていない!?

高級ミニバンの元祖、日産 エルグランドが2020年10月12日にマイナーチェンジを行った。今回は、前回のフェイスリフトを含む内外装の改良が行われた2014年1月以来の2度目の大がかりなマイナーチェンジとなる。その内容はどんなものなのか、今回は新型エルグランドの写真と共に、その内外装を解説していく。

日産 エルグランド[2020年10月改良モデル]

より洗練された新デザインのフロントマスクに、高級感の増したインテリア

今回のマイナーチェンジではフロント周りを中心にデザインを一新。マイナーチェンジ以前のグリルは横桟グリルだったが、新型では繊細な作りの網目状に変更。力強さに磨きをかけ、グッと洗練度が増した印象となった。

特に、歴代エルグランドのアイデンティティともいえる、ヘッドライトとフロントグリルを上下に分断するように引かれたラインを廃止。近年のミニバンでよく見る「オラオラ顔」に近い、より存在感が増したフロントグリルとなっているほか、弟分であるセレナ ハイウェイスターとの統一感も持たせた。

ボディカラーは日産の新色であるディープクリムゾン(撮影車両)、ピュアホワイトパール、ミッドナイトブラックなど2トーンを含む全5色をラインナップ。

インテリアは、インパネからドアトリムにかけて水平基調に仕立てることでワイドな広がり感を演出。ピアノブラックでまとめた大型ディスプレイを配置している。

また、運転席にあわせたプレミアムシートは連続したキルティングパターンへと変更が加えられ、より一層、高級かつモダンな印象となっている。

先進安全技術“360°セーフティアシスト”を全車標準装備

先進運転支援技術では「踏み間違い衝突防止アシスト」や「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、「LDW(車線逸脱警報)」、「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」「インテリジェントクルーズコントロール」などを総称する“360°セーフティアシスト”は全車標準装備とした。

ただし、今回のマイナーチェンジでは日産のウリである「e-POWER」や先進運転支援技術「プロパイロット」は残念ながら採用されなかった。

エルグランド初のAUTECHが登場

そんな中、今回のマイナーチェンジでは、オーテックジャパンのカスタムモデル「AUTECH」が初めて登場。エルグランドの最上級グレードかつ、AUTECHブランドのフラッグシップとしてラインナップされる。

エクステリアは、ダーククロームのフロントグリルに加え、メタル調フィニッシュの専用パーツを採用し、圧倒的な存在感とスポーティーなロー&ワイドのプロポーションを実現。ボディカラーは、AUTECH専用色のダークブルー含む全4色。

インテリアでは、上質な本革に厚みのある「AUTECH」専用パターンのキルティングを施したブラックレザーシートを採用。専用の本革巻/木目調ステアリング、ドアトリム、シフトノブに、ブルーのステッチを施し、最上の質感を追求した室内空間となっている。

今回、マイナーチェンジしたエルグランドの価格は369万4900円(消費税込)から。エルグランド AUTECHの価格は478万600円(消費税込)からとなる。

[筆者:MOTA編集部]

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