【ダイジェストVol.2】シニアに人気の趣味・登山編 第9章~15章

「高齢になってから登山を始めました」そう話す人たちをよく見かけます。

日本の登山人口970万人※のうち、世代別ではシニア世代がかねてトップを占めているのです。
本サイトではそんな登山が好きなシニアの皆様に、美しい山々の写真とコラムを連載でお届けします。※2018年・総務省調べ

<第9章>冬の八ヶ岳連峰へ1泊の旅
<第10章>信州上田へ復興を祈る旅
<第11章>雄大な景観に浸る谷川岳の冬
<第12章>福島でスノーモンスターを拝む!
<第13章>自粛明けは「筑波山」の眺望に浸る!
<第14章>久々の山旅へ、初夏の立山連峰を歩く
<第15章>真夏の北アルプス白馬岳の雪道をゆく

写真・文/登山家 滝澤 圭一郎

1975年、長野県上田市に生れる。毎月、全国の山々に挑んでいる。月に100キロ以上走り
込み、トレーニングを欠かさない。マラソンランナーでもある。㈱イチイ 秋葉原店・巣鴨店店長としても多忙な日々を送る。

【ダイジェスト】シニアに人気の趣味・登山シリーズ第1章~第8章はこちらから

<第9章>冬の八ヶ岳連峰へ1泊の旅

最高の気分だったのは、標高2,700mの稜線上にある「赤岳展望荘」に宿泊したときでした。
お正月とあって、日本酒・ワイン呑み放題&食べ放題!
こんな場所でビュッフェ形式とはまさに驚きです。

冬の赤岳はちょっと難易度が高いですが、豪華な天空のディナーを体験してみてはいかがですか?

八ヶ岳エコーラインより、八ヶ岳全貌を望む

<第10章>信州上田へ復興を祈る旅

山のがけ崩れで崩落した神社の本殿

私の地元・上田では、昨年の台風19号の影響でところどころ変わり果てた姿を目にしました。
国道が陥没したままだったり、山の崖崩れがそのままだったり、橋が落ちたままだったり…。

まったく復興されていないところが多く、とても衝撃を受けました。
早く元の生活に戻れればと心から思います。

今年の元日、上田盆地は雲ひとつない晴天に恵まれた

<第11章>雄大な景観に浸る谷川岳の冬

谷川岳の山頂に建つ鳥居が雪に埋もれ、神秘的な光景が広がる。山は古来より信仰の対象だった

谷川岳(群馬・新潟の県境)といえば、世界で一番事故(死者)の多い山として知られています。
ロッククライミングが盛んな場所であり、それが事故の多いゆえんです。

もっとも、私の登ったルートは一般ルートなので、まったく難しくありません。
道中、犬も登っているくらいですから…。

山頂の「オキノ耳」から隣りの山頂「トマノ耳」を望む登山者たち。山頂の名前がとてもユニークだ

<第12章>福島でスノーモンスターを拝む!

スノーモンスター(樹氷)を観たくて福島県の西吾妻山(にしあづまやま、日本百名山の一つ)に登ってきました。

夜行のバスツアーを使ってグランデコスキー場へ。
そこからゴンドラを使えば、比較的短時間で山頂まで登れます。

そこにはスノーモンスターたちの〝壮大な国(楽園)〟があった!

<第13章>自粛明けは「筑波山」の眺望に浸る!

筑波山頂(女体山)から望む関東平野と男体山

登山家たちみんなに愛されている山「筑波山つくばさん」(茨城県つくば市)。

標高は877メートルとそんなに高くないものの、頂上からの眺めは最高です。
関東平野の広さがよくわかる眺望で、「関東平野って、こんなにも広いのか!」と思わず叫んでしまいました。
澄んでいると、スカイツリーも目視できますよ。

筑波山山頂に建つ石碑

<第14章>久々の山旅へ、初夏の立山連峰を歩く

稜線上での雷(かみなり)は生きた心地がしません。

命からがら下山へ。「夜空に輝く星を見ながら宴会をする」そんな仲間との夢ははかなく散りました・・。

ところが、翌朝目が覚めたら、前日の大雨は嘘のように青空が広がっているではありませんか!

登山仲間の石井さん〈右〉と筆者

<第15章>真夏の北アルプス白馬岳の雪道をゆく

白馬岳山頂から、白馬村方面を望む

「大雪渓」は初めて登りました。
白馬大雪渓といえば、冬の膨大な積雪と山々からの雪崩れが積もってできた日本最大の雪渓(夏も解けずに雪でうずまった谷)。

真夏でもこの区間だけはひんやりと涼しく、本当に雪の上を登っていきます。
登りはノーアイゼン(靴底に滑り止めの金具無し)でも問題ありません。

真夏でもひんやりと涼しい「大雪渓」の雪道を登る

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