【MLB】移籍で開花した前田健太の才能 CY賞級活躍に海外メディア「ツインズで軌道に乗った」

ツインズ・前田健太【写真:AP】

カナダメディアはビーバー、バウアーのCY賞受賞を予想も日本人2投手を高評価した

全米野球記者協会(BBWAA)が選出するサイ・ヤング賞が11日米東部時間午後6時(日本時間12日午前8時)に発表される。カナダメディア「スポーツネット」は、カブス・ダルビッシュ有投手、ツインズ・前田健太投手が最終候補入りしたサイ・ヤング賞争いに注目した。

カナダ・トロントを本拠とするブルージェイズからは韓国人左腕・柳賢振がファイナリスト入りした。ア・リーグのサイ・ヤング賞はメジャー3冠のインディアンス・ビーバーの受賞が有力視されており、カナダメディアも「ブルージェイズのリュはサイヤング賞争いでミラクルが必要だ」と戦況を分析。それでも、カナダメディアは柳賢振について「大きな期待に応えてみせた。長いイニングを投げるのに苦労したローテーションを安定させた」と評価しただけでなく、昨オフにドジャースから移籍し、サイ・ヤング賞の最終候補入りした前田健太についても高く評価している。

「ドジャース時代に先発と中継ぎを何年も行ったり来たりする時代も終え、マエダはツインズで先発として軌道に乗った。彼のシーズンのハイライトは8月18日に訪れた。最終的に(ノーヒットノーランは)叶わなかったものの、9回に入るまで12奪三振、そして無安打を記録した」

また、ナ・リーグのサイ・ヤング賞の最終候補入りしたカブス・ダルビッシュについても高評価した。レッズ・バウアーの受賞と予想したものの、「みんながダルビッシュのピークは過ぎてしまったと思っていたであろう矢先に、34歳で彼はキャリア最高の年を過ごした。(13年サイ・ヤング賞争い2位で)彼はあと一歩のところまで行ったが、MLBキャリアの中でCY賞を獲ったことはない。今年はそれを変えるに揺るぎない主張ができる」とした。果たして日本人2投手はカナダメディアの予想を覆すことができるのだろうか。(Full-Count編集部)

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