【新型コロナ】横浜で入院中の70代死亡 新規感染は63人

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は11日、市内の病院に入院していた70代男性が亡くなったと発表した。また、10歳未満~80代までの男女63人の感染が新たに確認された。このうち70代と80代の男性が中等症で、61人は軽症または無症状。43人の感染経路が不明で、経路が判明している20人のうち7人は家庭内感染が疑われている。

 市によると、亡くなったのは市外在住の男性。クラスター(感染者集団)が発生した鶴見区の病院に骨折で入院し、発症後は別の病院で治療を受けていた。死因は新型コロナによる肺炎。陽性者39人が確認されている同病院で、死亡したのは男性が初めてという。

 感染者63人のうち3人は市内のホストクラブの20代男性従業員。30代男性従業員の陽性判明を受け、市が集団検査を実施していた。

 市内の接待を伴う飲食店2軒では、20代と30代の女性従業員の感染が判明した。いずれも感染経路不明。

 クラスターが起きた障害者通所施設では、新たに70代女性職員の感染が確認され、同施設の陽性者数は計36人となった。

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