ショーン・メンデスがBBCラジオ1で「君の瞳に恋してる」と新曲「Wonder」を披露

Photo: Matt Winkelmeyer/Getty Images

ショーン・メンデスがBBCラジオ1の“ライヴ・ラウンジ”のために、ロサンゼルスにあるヘンソン・スタジオのアップライト・ピアノで、フランキー・ヴァリの名曲「Can’t Take My Eyes Off Of You(君の瞳に恋してる)」の魅惑的なカヴァーと自身のニュー・シングル「Wonder」の2曲をパフォーマンスした。

彼は、1998年発表のカヴァーでグラミー賞にノミネートされたローリン・ヒルをはじめ、様々なアーティストによって何十年にもわたって歌い継がれてきた1967年のヒット曲「Can’t Take My Eyes Off Of You」をリラックスしたジャジーなアプローチで披露し、12月4日にリリースされる待望の4作目のスタジオ・アルバムのタイトル曲である「Wonder」を情感たっぷりに歌い上げた。

今回のパフォーマンスは、ショーン・メンデスが自身のニュー・アルバムのプロモーションを兼ねて、新型コロナウイルスの感染拡大による危機的状況の中で、生き残りをかけて奮闘しているインディペンデント系ライヴ会場をサポートするために行っているヴァーチャル・ツアー“ワンダー・レジデンシー”の2回目の公演となり、各公演にあわせて制作・販売される限定ポスターの売上金が全米独立会場協会(NIVA)に寄付されるというもの。

このツアーを、先日出演した人気TV番組“The Tonight Show Starring Jimmy Fallon”からスタートさせたショーン・メンデスは、同番組のためにニューヨークのパレス劇場から「Wonder」の生パフォーマンスを披露し、11月23日からNetflixで配信がスタートする自身のドキュメンタリー作品『In Wonder』についても次のように語っていた。

「この作品は、僕がどんな人間なのか、そして僕の人生について、どこまでも無防備に、生々しく、そして正直に描いています。僕はできるだけ多くのことを語ろうと努めましたし、編集で何もカットしないように最善を尽くしました。この作品を洗練された感じにはしたくなかったんです」

また彼は、この波乱続きの1年の終わりにリリース予定のニュー・アルバムに込めた思いをこう明かしている。

「今の世の中は芸術や美、真実、そして脆さを必要としているんです。そして皆さんや僕は、人々に何かを感じさせ、人々の心を別の場所へと向かわせ、愛や光を与える力を持っているんです。僕は音楽にその力があることを心から願っています」

Written By Sophie Smith

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