初日全勝のクローバー歯科と朝日大が激突<後期日本卓球リーグ2日目見どころ>

<2020年度後期日本卓球リーグ熊本大会 2020年11月11日~11月15日 熊本県立総合体育館>

11日、2020年度後期日本卓球リーグが開幕し、大会初日は男女2部の試合が行われた。

今大会の特別ルール

日本卓球リーグ実業団連盟が主催する日本卓球リーグは、前期と後期の2回、それぞれ総当りで行われる国内リーグ戦だ。新型コロナウイルスの影響で2020年度前期日本卓球リーグは中止となっていたが、後期は熊本で開催された。

写真:後期日本卓球リーグ初日の様子/撮影:ラリーズ編集部

今回、コロナ禍でのリーグ開催にあたって、従来のルールが変更された。試合は、4シングルス編成で4番まで全て試合を行い、団体戦では引き分けもありとなる。また、全ての得失点が成績に加わり、1部8位と2部1位の自動昇降格は行われるが、1部7位と2部2位の入れ替え戦は行われない。

男子初日総括:クローバー歯科と朝日大が全勝

男子2部はクローバー歯科カスピッズと朝日大学が4勝0敗0分と全勝で大会初日を終えた。

写真:地元熊本県出身の松下大星(クローバー歯科カスピッズ)/撮影:ラリーズ編集部

クローバー歯科カスピッズは、2020年全日本選手権ダブルス3位の松下大星と江藤慧、ゴールド選手(他所属からのレンタル選手)の田添響、新加入の藤本海統と層が厚く、田添は全試合1番シングルスで起用され、4戦4勝をあげた。

写真:ゴールド選手として参戦する田添響/撮影:ラリーズ編集部

同じく全勝中の朝日大は、馬渡元樹、増本時祥、刘念、佐藤桂輔の4選手で挑み、団体戦4試合で落としたマッチ数は1と実業団チームの中で健闘を見せている。

写真:4戦4勝の刘念(朝日大学)/撮影:ラリーズ編集部

女子初日総括:全勝チームなしの混戦

女子2部では、全勝チームがなく混戦模様だ。豊田自動織機が2勝0敗1分、神戸松蔭女子学院大学が1勝0敗1分、百十四銀行が1勝0敗2分、朝日大学が0勝0敗2分と負けなしの状態。

写真:原田杏菜(豊田自動織機)/撮影:ラリーズ編集部

豊田自動織機は新人の原田杏菜(桜丘高校→豊田自動織機)が2戦2勝と光る活躍を見せた。

12日の見どころ

大会2日目となる12日は、初日に引き続き男女2部の試合が行われる。

写真:愛工大出身の卯木将大(クローバー歯科カスピッズ)/撮影:ラリーズ編集部

男子では、12日の最終戦で初日終了時点で全勝のクローバー歯科カスピッズと朝日大学の試合が予定されている。戦力層の厚いクローバー歯科カスピッズに対し、大学生がどう立ち向かうのか必見だ。また、JR北海道が3勝0敗1分、信号器材が2勝0敗2分と両チームの後を追いかける。

写真:岩田明峰(朝日大学)/撮影:ラリーズ編集部

女子では、神戸松蔭女子学院大学と朝日大学の大学生対決が組まれている。また、2019年度後期は1部でプレーした豊田自動織機が、このまま無敗のまま逃げ切るのか、他チームが待ったをかけるのか。大会2日目も熊本の地で熱戦が期待される。

初日終了時点結果

男子2部

クローバー歯科カスピッズ 4勝0敗0分
信号器材 2勝0敗2分
朝日大学 4勝0敗0分
JR北海道 3勝0敗1分
琉球レオフォルテ 1勝2敗1分
トヨタ自動車 1勝2敗1分
豊田自動織機 0勝4敗0分
協和発酵バイオ 1勝2敗1分
関西卓球アカデミー 0勝2敗2分
熊本県選抜 0勝4敗0分

女子2部

豊田自動織機 2勝0敗1分
神戸松蔭女子学院大学 1勝0敗1分
朝日大学 0勝0敗2分
JR北海道 0勝1敗1分
百十四銀行 1勝0敗2分
オークワ 0勝1敗2分
熊本県選抜 0勝2敗1分

文:ラリーズ編集部

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