諫早アボカド「ジパング」収穫 ずっしり食べ応え十分

アボカドを収穫する吉川会長=諫早市多良見町

 諫早市多良見町の県諫早アボカド会(吉川高嗣会長)は、ブランド化を進めている諫早アボカド「ジパング」の収穫に取り組んだ。
 同町の農家4戸でつくる同会は2016年に発足。伊木力みかんの耕作放棄地などを利用してアボカドを栽培。市の「農業・農村活性化支援事業」を活用しながら、計103アールで4種321本を育てている。
 新規参入しやすいよう、ハウスなどを使わない露地栽培にこだわる。今年は台風の影響で7割ほどの実が落ちたが、15日に始まる諫早観光物産コンベンション協会のお歳暮フェアで、数量限定の販売を予定。
 吉川会長は防風対策を今後の課題としながらも「輸入品の2倍の重量があり、食べ応え十分。国産ならではのトロッとしたおいしさを味わってほしい」と話している。

 


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