【写真で解説】新型オデッセイでは名称をチェンジ!2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」とは!?

ホンダの高級ミニバン「オデッセイ」がデビュー7年にして大規模なマイナーチェンジを実施。内外装の変化が大きな話題を呼んでいるほか、搭載する2モーターハイブリッドシステムが「e:HEV」の名称に変更されている。今回は、そんな新型オデッセイのハイブリッド性能や搭載する機能について解説していく。

ホンダ 新型オデッセイ「ODYSSEY ABSOLUTE サイドリフトアップシート車」[ボディカラー:プラチナホワイト・パール/2020年11月マイナーチェンジモデル] [撮影:森山良雄]

4年ぶりのマイナーチェンジは、フルモデルチェンジ並みの全面刷新

今回のマイナーチェンジで、厚みのあるフードと押し出し感のある大型グリルヘ変更し、より力強さを感じるフロントフェイスヘと進化した新型オデッセイ。

インテリアでも、主にインパネ回りを全面的にリニューアル。

上品な質感の加飾パネルを視界に入りやすい上部に、また触り心地の良いソフトパッドを手の触れやすい位置に配置するなど、インストルメントパネルのデザインを変更している。

高い環境性能と走りの楽しさを実現した2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」

今回のマイナーチェンジでも、基本的にパワートレインの変更はなし。2リッターガソリン+2モーターハイブリッドと、2.4リッターガソリンエンジンの2種類。駆動方式は基本的にはFFで、2.4リッターガソリンエンジンモデルのみ4WDの設定がある。

ただし、これまでもオデッセイに採用されていた2リッターガソリン+2モーターハイブリッドシステムの名称が「i-MMD」から新たに「e:HEV(イー エイチ イー ブイ)」へと変更されている。

e:HEVは、高い環境性能と走りの楽しさを実現したハイブリッドシステム。パワフルな走りと環境性能を両立するため、駆動用と発電用の2つのモーターを搭載。さらに高効率のエンジンを組み合わせることで、状況に応じてそれぞれを自由に動かせる構造となっている。

発進を含む低速走行から高速走行までの全域で、モーターがタイヤに直接駆動力を伝えるレスポンスに優れた走りを基本としている。バッテリーの充電状況などに応じて、高速クルージング時は、エンジンがタイヤを直接駆動するモードに切り換えることも。2つのモーターとエンジンを独立して動かせるという自由度が高いシステムによって、あらゆるシーンで高効率な走りを実現している。

光をなぞってドアを開閉!? 快適装備を追加

このほか、ドアノブに触れることなく流れる光に手をかざすことで、パワースライドドアの開閉が可能となる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」や「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」、「予約ロック」といった新たな快適機能採用し、新型オデッセイの価格は349万5000円~458万円(消費税込)となっている。

[筆者:MOTA編集部]

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