東急、新たな都心通勤・テレワーク支援のサービス実験を開始 来年1月から

東急は、同社沿線での新たな働き方を目指したサービス実験「DENTO」を、2021年1月13日から4月28日の3カ月半にわたって行うと発表した。

「DENTO」は東急田園都市線沿線に住み、東京都心に通勤する利用客を中心にサービス展開する。東急が掲げるのは「

快適な都心通勤を実現する移動サービス

」と「

自宅周辺で快適に楽しくテレワークできる就労環境の提供

」、そして「

移動目的および体験価値の提供

」だ。

快適な都心通勤を実現する移動サービス

」では、多摩田園都市地区と東京都心を往復する通勤高速バスや、都心勤務地から横浜市青葉区内の自宅まで利用できる相乗りハイヤー(通勤定期券の保有者限定)を提供する。

自宅周辺で快適に楽しくテレワークできる就労環境の提供

」では、法人向けの会員制シェアオフィスであるNewWork提携店など従来型のワークスペースに加え、東急グループのスポーツ施設や商業施設でもテレワークを可能にする。なお、実施エリアは、たまプラーザ、あざみ野、青葉台、南町田の4カ所。

移動目的および体験価値の提供

」では、東急線ワンデーパスやバス利用券、大井町駅周辺の飲食店と連携した特別メニューの提供や都心地区から店舗までのハイヤー送迎、さらに東急グループなどの沿線施設の割引クーポンなどを提供する(いずれも通勤定期券の保有者限定サービス)。

そのほか、一部の店舗では、リアルタイム混雑状況を表示するサービスなども提供する。

「DENTO」の利用ステップ

「DENTO」は、会員登録・商品選択・決済・利用のすべてが、LINEアプリの公式アカウントトーク画面で完結するよう設計しているという。利用時間のリマインド通知なども活用し、利便性向上を図る。

東急は、サービス内容の詳細について12月下旬を目途に改めて案内するとしている。

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