アパートや店舗…火災相次ぎ1人死亡 爆発音や道路封鎖も 那覇

 那覇市内で12日、火災が相次ぎ1人が死亡、1人が意識不明で病院に搬送された。12日午後2時半ごろ、那覇市曙の鉄筋コンクリート6階建てアパート3階の部屋で火災が発生した。通報から約1時間15分後に鎮火した。この部屋に住む契約社員の男性(43)が心肺停止の状態で本島南部の病院に搬送されたが、同日午後3時34分に死亡が確認された。

 現場は交通量の多い片側2車線の道路に面しており、消火活動で周辺の道路が一時封鎖された。消防に通報した、近隣のガソリンスタンドの男性店員は「急に部屋から煙が出た。しばらくして火が窓から見え、次第に強くなった」と建物を見上げた。現場では時折、爆発音が響いた。

 12日午前2時25分ごろ、那覇市若狭の飲食店などが入る7階建てビル1階の店舗で「煙が見える」などと119番通報があった。那覇署や那覇市消防局によると、1階の店舗内で店主の女性(68)が意識不明の状態で倒れているのが発見された。病院に搬送された後、意識は回復したという。

© 株式会社琉球新報社