八重山商工が2部門を受賞 県高校ロボット大会

 高校生が製作技術やアイデアを競う第27回県高校ロボット競技大会(県工業教育研究会、県高校文化連盟主催)が6日、沖縄市の県立美来工科高校体育館で開かれた。アイデアロボットデモストレーションの部では八重山商工の「ウシュマイ」がアイデア賞、美来工科の「α」がデザイン賞を受賞した。相撲ロボット自立型の部は浦添工業の「8500」、相撲ロボットラジコン型の部は南部工業の「シーサー会長」、相撲ロボットラジコン型ベーシックの部は八重山商工の「真心」が優勝した。

 例年、アイデアロボットの部の上位チームは全国産業教育フェアでの全国大会、ロボット相撲の部の上位は全日本ロボット相撲九州大会に派遣されていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で開催が中止となった。その他の結果は次の通り。(敬称略)

 【相撲ロボット自立型の部】2位 浦添工業「明日花キラー」▽3位 沖縄工業「チョモランマ」、南部工業「プクシュウ」

 【相撲ロボットラジコン型の部】2位 南部工業「MAX」▽3位 美来工科「まなと」、南部工業「ニーグル」

 【相撲ロボットラジコン型ベーシックの部】2位 浦添工業「レミー」▽3位 浦添工業「冷刃・試作」

大会協賛金に沖電が60万円

 第27回県高校ロボット競技大会(県工業教育研究会、県高校文化連盟主催)への協賛金として、沖縄電力は10月26日、県工業教育研究会に60万円を贈った。同日、那覇市松川の沖縄工業高校で贈呈式が行われ、沖縄電力総務部広報グループの長嶺修部長=写真左=から同研究会の大城栄三会長(沖縄工業高校校長)=同右=に協賛金が手渡された。

 同大会は6日に美来工科高校で開催した。沖縄電力は第1回大会から協賛企業として支援している。

 長嶺部長は「大会開催に向けて協力してくれた全ての方々への感謝の気持ちを忘れずに今まで学んだ技術を発揮してほしい」と激励した。

 大城会長は「生徒たちは大会を通してさまざまな課題を仲間とともに解決する協調性や、主体的に行動する姿勢を育んできた」と支援に感謝した。

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