
本格的な冬の到来を前に、金山町の大堰(おおぜき)公園で13日朝、越冬に向けたコイの引っ越し作業が行われた。水位を下げ、隅に追い込んだ色とりどりのコイを町職員や養殖業者がすくい上げ、トラックに積んだ水槽に移した。
大堰は町役場そばの農業用水路。風情ある景観に溶け込む親水空間で、町民をはじめ観光客が多く足を運ぶ。4月末に放流した約130匹のコイは一回り大きく成長。この日の作業に当たった5人は、網ですくい上げたコイの重みを実感しながら「大きくなった」と笑顔を見せていた。
用水路は冬場の排雪溝となるため、コイは近くの八幡公園の池に移され、春の訪れを待つ。
