高級車カーシェア問題 弁護士が運営会社の破産準備を説明、車両は返還へ

 

 投資家とトラブルになっていた高級車カーシェアリングサービスの「SKY CAR SHARE( スカイカーシェア )」の運営グループ4社が、破産準備に入ったことがわかった。近日中に破産を申請する予定。破産手続き開始後、破産管財人から車両が返却される見通し。
 スカイカーシェア側の弁護士が11月14日、スカイカーシェア側の弁護士が11月14日、埼玉県内の駐車場に車の返還を求めて集まった約30人の投資家に急遽対応し、「11月中に破産を申請する予定。破産手続きが開始されるまでは、車両の返還等は一時停止する」と説明した。
 破産準備に入ったスカイカーシェア運営グループは、(株)SERIAS(TSR企業コード:027949605、豊島区)、(株)ランドコアサービス(TSR企業コード314381708、目黒区)、(株)anchor(TSR企業コード: 131407163、東京都港区)、(株)コーディアル(TSR企業コード: 028533143、埼玉県川口市)の4社。
 現地を訪れた投資家の女性は、「次のローンの支払いが月末まで迫っている。それまでに(車両を)返却してもらえないのか」と訴えるなど、スカイカーシェア側に丁寧な説明を求める声があがっている。
 投資家がオートローンなどで購入した高級車をスカイカーシェアの運営グループに預け、カーシェアの運営収入から投資家に車両代金や保険料、謝礼などが毎月支払われる契約だった。
 しかし、10月上旬に突然、カーシェア運営グループが投資家に「破産手続きに入る」と通知。投資家は、カーシェア運営グループに預けた車両の返還や説明などを求めていたが、運営グループと連絡が取り難くなり、オートローンを抱えた投資家とトラブルになっていた。TSRが10月16日に報道後、週刊誌、テレビでも取り上げられ問題が広がっていた。

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