スーパーフォーミュラ・ライツ:第9戦オートポリスは宮田莉朋が今季7勝目を飾る

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権は11月14日、第9戦の決勝レースが大分県日田市のオートポリスで行われ、ポールポジションから逃げ切った宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)が今季7勝目を飾った。2位は阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)、3位は名取鉄平(TODA FIGHTEX)となった。

 14日の8時20から行われた公式予選の後、TCRジャパンシリーズ、スーパーフォーミュラの専有走行、ピットビューイングを経て迎えたスーパーフォーミュラ・ライツ第9戦の決勝。この週末開催される3レースのなかで、最も距離が長い21周で争われた。

 快晴のもと迎えたスタートでは、ポールポジションスタートの宮田がトップを守ったまま1コーナーに入り、阪口、名取と続く。4番手には小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)、5番手には河野駿佑(RS FINE K&N 320)が続き、石坂瑞樹(B-MAX ENGINEERING)が6番手でオープニングラップを終えた。

 序盤から宮田はただひとり1分37秒台のラップタイムをマークし、レースの半分となる10周目にはその差を4.7秒まで広げる。21周という長丁場のレースだったが、14周目に上位陣に波乱が。4番手につけていた小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)がトラブルによりスローダウンを喫し、ターン12のグリーン上にストップしてしまったのだ。

 これで5番手には石坂、6番手には入山翔(Albirex-RT)が浮上。入山と接近戦を展開していたルッカ・アレン(Albirex-RT)とのバトルは得点圏を争う戦いに変化し、これを制したアレンが17周目に6番手に浮上した。

 そんなバトルを後目に、最後まで2番手以下とのギャップを築いた宮田は21周を危なげなく走りきることに。今季7勝目を飾り、ポールポジション、ファステストラップとそれぞれ1ポイントずつを加えた。

 2位は阪口で、3位は第5戦SUGO以来の表彰台となった名取という結果となった。以下河野、石坂、アレンというトップ6に。マスタークラスは18周目に植田正幸(Rnsports320)がクラッシュしたこともあり、DRAGON(TEAM DRAGON SFL)が制した。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第9戦オートポリス

決勝結果

Pos No Cls Driver Car Engine Laps Grid 1st Best

1 36

宮田莉朋 カローラ中京 Kuo TOM’S 320 トヨタ-トムスTAZ31 21 1 1’35.493

2 50

阪口晴南 Buzz Racing with B-MAX スピースA41 21 2 1’35.669

3 2

名取鉄平 TODA FIGHTEX 戸田TR-F301 21 3 1’36.049

4 35

河野駿佑 RSFINE K&N 320 トヨタ-トムスTAZ31 21 5 1’36.501

5 13

石坂瑞樹 B-MAX ENGINEERING スピースA41 21 6 1’36.967

6 3

L.アレン Albirex-RT 東名TB14F3 2020 21 8 1’38.063

7 5

入山翔 Albirex-RT 東名TB14F3 2020 21 7 1’37.884

8 30 M DRAGON TEAM DRAGON SFL スピースA41 21 9 1’39.309

R 10 M 植田正幸 Rnsports320 スピースA41 17 10 1’40.108

R 37

小高一斗 カローラ中京 Kuo TOM’S 320 トヨタ-トムスTAZ31 13 4 1’36.063

天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320) 1’37.683 2/21

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第9戦オートポリス スタート
阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)
河野駿佑(RS FINE K&N 320)
入山翔(Albirex-RT)とルッカ・アレン(Albirex-RT)の争い
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第9戦オートポリス 表彰台
名取鉄平(TODA FIGHTEX)

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