ジェットフォイル更新など 長崎県に要望 対馬市長

中村知事に要望書を手渡す比田勝市長(右)=県庁

 長崎県対馬市の比田勝尚喜市長らが12日、県庁を訪れ、ジェットフォイルの更新や河川整備など5項目を中村法道知事に要望した。
 対馬-壱岐-博多を結ぶジェットフォイルは船齢が30年を超え、更新期を迎えている。一方で導入当時より船の価格が高額になっており、更新のめどは立っていない。更新の議論を進めるため、比田勝市長は「県や国、事業者を含めて協議の場を設置してほしい」と求めた。
 中村知事は、船の更新についての補助を国に要望していることを報告。協議会の設置については「地元の意見を聞き、航路事業者の意向を踏まえた上で設置を検討したい」と応じた。
 このほか佐護川と三根川の改修事業、観光客減少対策なども要望した。

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